約束は固く守らなければならないという人から、約束は破るためにするものという人までいて、世はさまざまです。
生活圏の地球上の位置によるのか、民族の伝統なのか、それが絡み合っているのかよくわかりませんが、荒海を越えた向こうの国とでは正反対になっている事実があります。
約束を守る習慣の人は、どこのどんな人にも約束が守られることを期待し、それがいつかは守られる日が来るという願望を持ち続けます。
その願望が、錯覚であるという認識を持たずに、約束が破られればすぐに国交断絶などと騒ぎたて、むしゃくしゃ気分を晴らそうとする人もいます。
約束が守られるものと信じている人は、自分を信じていてもらうためには、どんなことがあっても決めたことはやり遂げなければならないという信念を常にもち続けます。
消費税を上げるということを決めたからには、何が何でも「上げた」という実績を作らなければならないものと、ここでも錯覚に縛られます。
無理やりの行為に無理をなくすことはできないので、2%増税で5ポイント還元などとまるで計算の合わない奇策まで持ち出します。
そんなバカげたことはやめろという民意を待っているのでしょうか。
約束を破ることが、民意による場合は許されるという実例を残したいのかも知れません。
それなら、その民意はとうに出来上がっています。
わたしたちは、増税の約束をした覚えはありません、増税は止めましょう。