雑誌は逐次刊行物、Wikipedia のうまい表現です。
続けて発行されることに意義があるのです。
ある出版社の社長は、雑誌は広場だと言っています。
催しや遊びに集まる人、独り静かにしている人、通り抜ける人、いろいろな人たちが広場の空気をつくります。
広場の空気は心地よいものであってほしいのですが、なかには感情の掃き捨て場にして当たり散らす人もいます。
別の出版社の社長が、雑誌が広場であることを忘れ、情報源として文化を支えるだいじな仕事をいきなりやめてしまったこともあります。
その人は、社長という地位にあれば、その社が扱う出版物の存亡も、自分勝手の自由自在にしてよいという錯覚に負けてしまったのでしょうか。
その社長さん、まさかその雑誌を、はじめからゴミだと思っていたのではないとは思いますが。