・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

呆れ民主主義 :30 弛緩指向

2018年11月15日 | つぶやきの壺焼

民主主義の弱点は、ゆるゆるが好ましいとされがちなところにありそうです。

▼国の政治の中心であるはずの国会で、酒場の戯れ言や買い物帰りの立ち話のような題材が、息抜きにではなく、これこそ本題と喧伝されながらとりあげられます。

▼国の政治にかかわるはずの政党が、国そのものを否定してみせたり、敵対行動や敵対報道を休みなく続ける隣国に応援姿勢を見せたりすることを、自由気ままにやってのけます。

▼国の未来を担う人を育てなければならない義務教育に携わる教師に、国を否定しながら、国が定めた法に基づく免許を受けた人が混ざりこんでいます。

人のすることは、とかくゆるさを求め、ゆるいほうに向かいます。
たがを締めるには力が要りますが、ゆるいままなら力は要りません。
たがが外れきったときどうなるか、国といういれものはその体をなさず、その姿も見られなくなるでしょう。
そのときが来るのを待ち構えている国があるということを、ゆるゆるの夢心地の中にも忘れてはなりません。

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呆れ民主主義 :29 名目民意

2018年11月14日 | つぶやきの壺焼

民主主義と呼ばれる政治形態のもとで尊重されることのひとつに「民意」があります。

民意は、人民の意思、国民の意見とされています。

あえて文字にこだわって考えてみると、まずひっかかるのが「人民」という言葉です。
「人民」には、支配されている人々をひとくくりにしたような、心地よくない感じがただよいます。
次の「国民」ですが、自分が日本国民という国籍をもっていて、国民年金を定期的に受け取り、国民健康保険に守られながら、国を目のかたきにして無茶な意見をまき散らす人もその中に入るとすれば、何とも奇天烈なことがらです。

国のあるべき姿について、国民の総意がすっきりまとめきれなくなってしまったチャラバラな社会は、多重画層で形成された立体画像のようになっています。

業界から有力な発言が出れば国の損失を招くことであってもそれが民意、地方の首長選挙で人気取りに成功して当選すればその人の唱えていたことが国政の方針と裏腹であってもそれが民意、恣意的に巧みに組み立てられた調査方式で自説に合うように集計された百分率の数値でもそれが民意、こうして民意と呼ばれさえすれば尊重されなければならないという、だれも決めてはいない奇妙な法則のようなものが、人々の頭に染み付いてしまっています。

民意は、人々の素直な心や願いとは別の画層に現れ、それぞれの層の上での都合につじつまを合わせ反対を寄せ付けないための名目保持部品になっているのではないかと思います。

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呆れ民主主義 :28 従属主権

2018年11月13日 | つぶやきの壺焼

人民の人民による人民のための政治、リンカーンがゲティスバーグ演説で残したこの言葉は、民主主義にかかわる話でよく引き合いに出されます。

ある記事に、こんなことが書かれているのが目に留まりました。

日本人による日本人よりも外国人のための法律

これを見てふと思います。
いま、日本人の多くが尊重し、これこそ文化の根底と思い込んでいるのは、日本人の日本人による日本人よりも外国人のための民主主義ではないのでしょうか。

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呆れ民主主義 :27 蒔かれた種

2018年11月12日 | つぶやきの壺焼

航空法が昭和29年に施行されるまでは、飛行機が町の上空にきてビラを撒くことがありました。
「おっちゃん、ビラまいてー」と、こどもたちは飛行機に向かって声を張り上げました。

撒かれたものを拾えたことが幸運に感じられれば、何かを撒かれて悪い気はしません。
善良な人々は、空からひどいものが撒かれることなど思ってもみませんでした。

大きな建物も吹き飛ばす爆弾、家も樹も人までも焼き尽くす焼夷弾、町ごと熔解させてしまう原子爆弾、それがやってきた飛行機から落とされたのは、第二次世界大戦末期のわずかの間だけでした。

日本の空から超危険物が落とされなくなって間もなく、ばら撒かれたのが米国製民主主義の種です。
まいたほうは、その種が発芽して育つよう、蒔いたつもりでいたのでしょう。

人間のすることは、腹づもりと、言うこと書くことが一致しない場合が多いので、蒔かれた種にどういう期待が込められていたのかはわかりません。
教え込まれたとおりなのだからという常識メガネでは、種蒔きのこころがはっきり見えてくることはないでしょう。

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呆れ民主主義 :26 回避安泰

2018年11月11日 | つぶやきの壺焼

障害のある競争種目には、飛び越える障害と避けて通る障害があります。
飛び越えるほうは、障害物の外側を通ると失格になり、避けて通るほうは、いくつもの障害の間をうまくすり抜ければ正しく通過したことになります。
どちらも障害物のない平坦なところを通ることは許されません。

障害物のないところだけを選んで通れば、安全を保つことができます。
しかし、それでは競争に出場できません。
競争に出場しなくても、競技を楽しむことはできます。
見てるだけにすればよいのです。

安全なところで見ているだけの競技観覧が習慣になって、それが何十年も続くと、競技出場がばからしいことのように思えてきます。

自分は見ているだけのことしかしない、決して手は出さないが、見ていることを忘れないでほしい、それだけで見ている側をだいじにしてもらえるものでしょうか。

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呆れ民主主義 :25 ブレーキ

2018年11月10日 | つぶやきの壺焼

車が暴走しないためには、正常に働くブレーキ機構がなくてはならないのですが、必要なのはブレーキ機構を正常に働かせることです。
くねくねと続く下り坂でブレーキを踏み過ぎれば、乗った車をまことに危険な状態に追い込みます。
ブレーキ機構が正常に働くためには、正常な使い方をしなければなりません。

止まらなくてもよいところでブレーキを踏んでみたり、走っている間いつもブレーキを踏み続けたりする、正常でない使い方は、やがてブレーキ機構が壊れたり作用しなくなったりで、乗っている人の危険だけでは済まなくなります。

議事進行の邪魔立てだけに終始する不具野党の野次や愚問の連発は、ブレーキの踏み過ぎと同じことで、いずれ崖から落ちるか何かに衝突するか、取り返しのつかない事故を招くことに、早く気付いてもらわなければなりません。
粗雑走行や妨害走行をする人に、正常なブレーキを踏ませるのは、報道機関の仕事です。

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呆れ民主主義 :24 ねじれ

2018年11月09日 | つぶやきの壺焼

二院制の議会で、両院の勢力分布が異なっている状態になると「ねじれ」と呼ばれます。

「ねじれ」という言葉は、あまり良い印象を与えません。

呼び方だけをみると、両院揃って同じ勢力のもとにあるほうがすっきりして良いと思いがちですが、意見の対立のないほうが健全であるとも言い切れません。

懸ける議案が、何でもかでもトントコトンと、ろくな審議も経ずに決まってしまうと、よくない結果になった場合には回復に難渋する状況を招きます。
それが何十年も続いた場合には、おやじの代のトントコトンのおかげで、こどもや孫の代が大きな社会負担を背負い込むことになります。

ハイ・スピードだけを求められ暴走しないためには、正常に働くブレーキ機構がなくてはならないでしょう。

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呆れ民主主義 :23 第三者

2018年11月08日 | つぶやきの壺焼

第三者の呼称は、公平な見方で公平な意見を述べてくれる人のはずなのに、そういう人らしいという錯覚を持たせるための小道具に使われることが多くなりました。

三という呼称には、人を信じさせる不思議な力があるようです。

三度目の正直、三人寄れば文殊の知恵、三つ子の魂百まで

さて、最新の第三者委員会とは、どういうものなのでしょうか。

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呆れ民主主義 :22 後継選挙

2018年11月07日 | つぶやきの壺焼

ダライラマの世継ぎを、選挙で決めさせようという動きがあるとの報があります。

関連記事を2紙から拾い上げ、一部を抜き出してみます。

□ 産経(共同通信のインタビュー)
後継者を伝統的な制度で選ぶには年単位の時間がかかるため、ダライラマを敵視する中国が、この間に独自に15世指名を強行することを警戒

□ 朝日(朝日新聞などと会見)
亡命政府を敵視する中国政府が都合の良い後継者を選び、チベット統治に利用する懸念

これが同時に行われた会見で記事の表現が異なるのか、別々の会見だったのか、想像はつきません。

強行指名の危険を避けるために選挙制にすれば安全になるかというと、そう簡単なことではなさそうです。
チベットを勝手に支配しているつもりの中国共産党が、選挙という形を使いながら意のままに後継者を決めてしまうことがないとは言えません。

わが国内でも、選挙という制度が、国会議員や地方の首長に、どれほどゴリッパな人を選び出し、奇妙なミンイが作り上げられているかをよく見れば、形だけが整った方法がどれほど危ういものかがわかります。
他国のこととはいえ、後継者問題の難しさは他人ごとではありません。

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呆れ民主主義 :21 無知擁護

2018年11月06日 | つぶやきの壺焼

知らなかったと言えば罪が軽くなる、ごめんなさいでもっと軽くなる、そんな慣習につけこんで、人はときに悪さをします。
そのときはたいがい、いけないこととは思いも及ばないふりをしています。

ちかごろ、飛ぶ鳥のような眼で風景を楽しむ遊びが増えています。

こんな記事もありました。

「飛行に許可が必要とは知らなかった」。観光客でにぎわう平安神宮(京都市)や岡崎公園(同)で4~6月、ドローンを無許可で飛ばしたとして、航空法違反容疑で先月9日にまとめて書類送検されたフランス人男性ら海外からの旅行客3人は、京都府警の聴取に、そう口をそろえたという。(yomiuri 2018年11月05日)

ドローンを飛ばすときは、航空法に従わなければなりません。
平成27年9月に航空法の一部が改正され、無人飛行機も好き勝手には飛ばせないようになっているのです。

無人飛行機が、自由の国の人の遊びのうちはまだよいのですが、民主主義を唱えながらの独裁国からやってきた人の、他国の偵察やスパイの道具ともなれば、おやまた飛んでいるとのんびり見てはいられません。

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呆れ民主主義 :20 少数尊重

2018年11月05日 | つぶやきの壺焼

少数は尊重されなければならないと言われます。
そのとおりでしょう。

ところが、少数が稀少にまでなると、尊重どころか放置されやすくなります。
ある稀少が放置されれば、ばらばらに発生した稀少も、それぞれに放置されます。

わけのわからないルール、あってないようなネギの芯に縛られていることも、放置の理由にされます。
見守っている、忘れてはいませんと言っているだけでは、状況の実質は放置と変わりません。
ひどいルールなら断ち切る、出来そうもないことを断行する、それを英断と呼ぶのでしょう。

【平成の証言】という記事がありました。
拉致から24年、政府チャーター機のタラップから祖国に降りた5人は、待っていた肉親の元へ駆け寄った。15日、地村保志さんと妻の浜本富貴恵さん、蓮池さんと妻の奥土祐木子さん、曽我ひとみさんの5人が帰国した。当初は一時帰国とされたが、日本政府は5人を北朝鮮へ返すことを拒否。北朝鮮にとどまっていた蓮池さんと曽我さんの家族は16年に帰国を果たした。だが、帰れない人々もいた。(14年10月)

「無念で残念でたまらない。いつ死んだかも分からない、そんなことを信じることはできません」(14年9月)


呆れ民主主義 :19 規定尊重

2018年11月04日 | つぶやきの壺焼

町議会の議長選挙で、86回投票を繰り返したけれども決めることができなかったという話があります。
当選した人が、嫌がって引き受けないのをはじめに認めてしまったので、いつまでたっても同じことになっているようです。

方法を変える知恵を出そうというつもりもなく、こうなると、うまくいかないのを幸いに、投票ゲームを皆で楽しんでいらっしゃるのでしょうか。

 

 

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呆れ民主主義 :18 移民

2018年11月03日 | つぶやきの壺焼

移民受け入れ問題の泣きどころは、日本人が自分大事に偏って、自分で体を使いたがらなくなったことにあると思います。

自分から動く習慣がなくなった、「こうしてください」と言われなければ動かない、ちょっと乱暴な言葉で指示されるとすぐにパワハラだと泣きを入れる、これでは接客の機会の多い仕事はできません。

自分は体を動かして働かなくても、貧しい外国人に働く場を与えてあげる、それが博愛精神の現れなどと体裁の好さそうなことを思い、嫌な仕事には手を下さない、先進国中流病が広がったすえに、病気でもなくなり自然の感覚になってしまっているのです。

こんなことがありました。
やや大型の店の買い物カートのハンドルに、わざと忘れていったような野菜くず入りのレジ袋がぶら下がっていました。
「こんなのあったよ」客待ちで手のすくのを待ってレジのおばさんに届けたら、その返事が「私じゃない

 

 

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呆れ民主主義 :17 対案

2018年11月02日 | つぶやきの壺焼

珍しく、邪魔立て専門野党の対案が報道されました。
「外国人労働者、無区分で受け入れ 総数上限を設定 立憲民主党の原案判明」

三文記事や努力目標ポスターでよく見かける言葉がぞろぞろ並んでいます。

□段階的に廃止□段階的に緩和する方向で検討□政府と自治体、事業主に義務づける□産業分野や地域ごとに割り振る
□日本人の雇用環境悪化を懸念する声に配慮し、「国内労働者の就労機会の増進や賃金・労働条件の向上努力」が外国人受け入れ拡大の前提

出さないわけにいかないからでは、グー・チョキ・パーと同じですね。

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呆れ民主主義 :16 公約実行

2018年11月01日 | つぶやきの壺焼

決めてしまったことは実行しなければ裏切りになる、いまさら取り消すわけにいかない、来年の増税の理由は、そのほかには見つかりません。
さんざ脅された国の大借金は、大ウソ話でしたから。

消費税はみんなが支え合う制度、所得が拡大するのだから頑張ってください。
言われれば、そうなのかと思ってしまいます。

払うおカネが2%増えると、受け取る側の人はそのおカネも2%増えます。
所得拡大のマジックですが、もっとすごいのもありました。
Dr.Tのマジックです。
全品目を軽減税率対象にすればよいとのことでした。
なるほど、お金持ちしか買わないものだけを除いて、そうすればよさそうです。
それで公約は実行できます。

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