宇宙には、光さえも抜け出せない程の強い重力を持つ場所があると聞きます。
空間が自らの重みで潰れ、光を歪曲させるようなこともあると伺います。
解明の途端もおぼつかない黒い問題。
洋風にいいますと、ダークマターと申すそうでございます。
ダズンマターは、問題ないよ。という意味でございましょうが、ワッツマターは、何か問題でも?という意味でございましょう。
マターをまたにかけて活躍するのは、これがまたまた難しいのは、洋を問わずそのような繫がりもあろうことかと思うしだいでございます。
わたしら商売人は、どのような問題に出会うのかということでの「戦略」、その問題に出合った時にどうするのかということでの「戦術」でマターを回避するのですけれども、ダークマターに対しては、これはもう出たとこ勝負のような、黒い問題がついてまわるのでございます。
白黒つけられずに、目を白黒させるばかりでございます。
ひとつ思いますのは、知らないことは幾らでも起こっている。という心構えのようであります。
経験ない理解も出来ない力も無いと思われるような問題に直面したとき、わたくしは、ネルソン提督の言葉に殉ずるのでございます。
「怯むでない。風は勇者の方に吹く。」
何事によらず、自然界では、「補償」作用はあっても、「保障」制度は存在しないといわれます。
完全な生存の自由の上に相乗効果がプログラミングされているようであります。
「大胆な冒険か無(ナッシング)」に、挑戦するほかないということでもありましょうや。
出た出た月を写して、遊び半分に反転させてみたれば、月が黒い問題にすり替わって出てきたのでございます。
いわゆる出たとこ勝負でございます。