相変わらず梅雨空ですっきりしません。微妙に雨が降っているので、蒸し暑いです。
車検と整備、部品交換でお預かりです。バッテリー交換後に入庫でしたが、トルクが無くなったということでしたので、最初に点検したら、3気筒でしたので、配線チェックです。1番気筒のカプラー部で、マイナス側の端子部分配線が分離していたので、端子を新しくし、念のためハンダ付けしておきました。
バッテリーは、新品のため点検のみです。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。
エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。スパークプラグは、NGK製JR8Cで、点検清掃のみです。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無さそうなので、全量交換のみです。
クーラント全量抜き中です。フロントフォークオイル交換中です。ダストシールとトップキャップOリングも交換しました。
エアクリーナーは、K&N製なので洗浄です。ダイヤフラムは、回転があるので、お持込の新品純正部品に交換です。
前後キャリパーは、点検清掃のみです。
リアブレーキ周りは純正ですが、ホイールが他車種用のため、サポートが加工されており、変形防止の鉄ワッシャーが入りません。また、スイングアームに何箇所か溶接がされており、3次元的に歪みが出たままなので、各部緩めないと部品が外せない状態です。
現行の旧型Vmax用オーリンズリアサスは、左右があるので逆につけるとブレーキ側のリザーブタンクが内側に入りキャリパーのボルトに当たりますので、左右のリアサスの向きは、要注意です。
現行オーリンズリアサスの取り付け部分は、ピロボールですので、ゴム製ガスケットとアルミ製ワッシャーで押さえますが、右側は内側を厚めのワッシャー(カラー?)でオフセットさせるため外側のワッシャーがフレーム取り付け部にかからないため、そのままではセンタリングができず、写真のように位置がずれたまま締めると潰れます。ワッシャーのセンタリングは行った方が良いです。リアサスをいったん外して左右を入れ替える段階で、サスの取付穴センター間が違っていたので基準値(325㎜)にした場合、右側の車体側の取り付け部に歪みが出ており、装着しにくかったです。
今回、リアホイールは外すことがなかったので不明ですが、他車種ホイール加工時に、ハブダンパーが入っているかどうかは未確認です。スイングアームの歪みのためギアケース取付部に無理がかかっているので、気になる部分ではあり、オーナーには、要注意事項として伝えてあります。
フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。
車検は多摩陸事です。今回交換した部品類です。
最終チェックと試乗です。他車種流用部品が多い車両は、整備や車検がなかなか難しいです。無事納車になりました。
2023.06.24 作業担当 ヤダ(矢田)