小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の道 その3 一条通りー5

2011-01-25 20:39:10 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー5

京都の道に戻ります。もうみなさん忘れてしまったでしょうから、一条通りの図面をだします。(よくみるとこの図はまちがっていました。御苑を下に(南に)もっと拡大しないといけない)。PFというのは我々ファルマフロンティアのラボです。お見知りおきを。



さて、一条通りを見事に分断する御所―御苑のお話です。何度も登場しているので、淡々と写真を載せます。

御所―御苑
たまたま、11月初旬(2009年?)に御所の秋の一般公開がありました。昨日は府立植物園で6時間も、交換レンズの使い方で格闘していました。後ほどブログにレリースします(もうレリースしました)。よって、今日は遠いところへ行く気力もなかったし、時間もないので、御所にいってみることにしました。御所の一般公開に行くのはこれで3回目です。3回目ともなれば、普通の撮影では面白くありません。昨日の8種のレンズ試写で、トップ1,2番の解像力を示した、単焦点レンズ、Zeiss、50mmとペンタックス、マクロ35mm limited の2本に絞って、本日も試写を続行しました。主として、建物のパターンにフォーカスしています。御所の作りは、決して派手でなく、背伸びして権威を鼓舞するという雰囲気ではありません。しかし、そのディテールはしっかりとお金がかかっており、質の高い材料と技術とセンスが凝縮していることを感じます。本日はそれを表現してみましょう。説明的写真はほとんどありません。パターンが面白いと思うと撮影し、その後で、なんで面白いと思ったか、どこに興味のエッセンスがあるのかを見て、そこだけ切り出しています。大体の写真が、撮影した画面の1/5~1/10の部分を拡大しているわけです。その手の拡大はこれまでやってきましたが、魅力を失わない画像ができるのは稀でした。Zeissは楽々それをやってしまいます。どんどん魅力的絵が作れるのです。恐ろしきかな、ドイツの底力。
(当時はZeissに心酔していたのです。今も変わりないですが、日本のレンズのよさもわかってきたのです)。



御苑に入った途端に目に飛び込む、イチョウの黄色。ここで面倒がらずに、カメラを出して撮影。Zeissの魅力がご理解出来たでしょうか。その時受けた、あ!きれいだという印象がそのまま写真になっています。帰りにも同じイチョウをペンタックス35mm マクロlimitedで撮影しました。比較してみてください。



天候が悪くなって、単純に比較できません。こちらも負けてはいませんが、色の透明感といいましょうか、色作りはずいぶんと違うと言っていいでしょう。


さて御所に入ります。しばらくZeissレンズが続きます。



まず、引き込まれるヒノキで葺いた屋根の輝きをこのZeissレンズはきれいに表現してくれます。



このような微妙な曲線は、現代の建築に失われてしまったのでしょうか?この曲線一つが文化の意味を語っています。無くてもいい、しかしある事により、どれほど心が豊かになることか。心のときめきが無くなっては、生きている意味がない。











この写真だけペンタックス35mm、マクロlimitedレンズ。この模様的描写は魅力的ではあるが、Zeissの質感とは異なります。



ヒノキ葺きの屋根のエッジが日本の心のDNAを動かすことがわかりますか?





同時に、瓦の持つパターンの魅力的なこと!!

コメント
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