小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の道 その3 一条通りー7

2011-01-27 22:15:51 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー7

この後から、ペンタックス35mm limited Macro に変えて撮影が続きます。



御即位20年記念ということで、通例の一般公開では見られない皇后宮常御殿,飛香舎,若宮・姫宮御殿及び朔平門の特別公開がありました。皇后宮常御殿へ続く道。両側に並ぶ萩の葉の色づきが光のなかで、とても美しい。



モミジと苔のハーモニーはそうどこでも撮れるというものではありません。

ペンタックス35mm limited Macro は何か女性的やさしと言おうというか、日本的やさしさと言おうか、そんなものを感じます。Zeissとは違った日本的行き方があってもいいかもしれません。西洋と日本の感性をどう受け止めるか。





撮る人の意図とマクロレンズの特性がいずれも自然を模様化しています。







御所の最後に説明写真(状況を伝えるための写真)をすこし。これはZeiss.



この写真、実は紫色の房の列に魅かれて掲載しました。



いつも、一般公開では平安時代の舞が披露されます。見物人の人垣がごっそりできているので、撮影も大変です。カメラをいっぱいに持ち上げて、見当で撮ります。遅れてきたおばさん達は背が低いので、おそらく何も見えません。背の低い者には場所を譲るのは当然だといわんばかりに、グリグリと突入してきます。こちらも申し訳ないと思いつつも撮影するには場所を譲れません。言いたかないですが、こっちも場所取りに時間をかけているのだ、本当に見たいなら、1時間待てば、最前列で見られるのに、甘ったれるなと内心は思ってしまうのです。



向かって左から2番目の方はもしかすると女性かもしれません。一人毅然とした立ち居振る舞いで演奏しているので、おもわず撮影してしまいました。



天皇にお目通りする方が下で待っている時、このように女官が出てきて扇をかざすと、入ってこいという合図なのです。優雅ですね。我々が補助金をもらいに経済産業省やJSTのヒヤリングにいって、出番を待っている時とは大違いですね。

ここで、御所を後にして、御苑を少し歩きます。35mm Macro Limitedを引き続き使用。







あちらにもこちらにも、魅力的な木々が点在しているので、まっすぐ帰らずに、ついふらふら御苑を歩いてしまうのです。



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京都の道 その3 一条通りー6

2011-01-27 02:18:38 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー6











この瓦のリズムはまるでシンホニーの具象であるかの様だ。



もう一つ、門の空間は驚くべきアートを形成している。確実に意図された、空間アートである。



この門の空間から見える造形が織りなすシンホニーはそう簡単には作りだせない、ウルトラテクニックである。







意図したパターンか?たまたま生じたパターンか?いずれにせよ、その気になれば、御所でこそのパターンを随所に見つけることができます。

忘れてはならない、御所の重要構成要素はお庭です。御所のお庭は派手ではありませんが、入念に作り込まれていることが分ります。まだ紅葉には時期が早いですが、部分的に紅葉した、そのまだら模様にあえてフォーカスしてみました。





<欅橋(けやきばし)>
お庭の池はなぜ、不透明なのか、もっときれいにすればいいのにとずっとおもっていました。しかし、本日の写真(後で出てくる九条池も見てください)を見てみると、むしろ好んでこの不透明感を演出しているのではないかと思えるのです。この不透明な池と対をなす石作りの橋の存在感は他に比するものがない気がします。





神殿に向かって左に存在する決まりの橘です。
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