Sonyα7RIIとレンズ達 その4 中判レンズPentax 645 120mm macro-4
2016-7-22
中判レンズPentax 645 120mm macroも4回目になりました。でも今回で一旦終了です。なぜなら重たくて、これを手にもって10000歩、歩くと手が壊れて日常生活に困るのと、ピント合わせで目を酷使して、目の疲労が危険な状態になってきたからです。
美術/芸術の世界には、メッセージ性に関する対立があります。美術は美しいことを追求するのが本筋で、メッセージ性をいれるのは美しさや品格を損ねると主張する一派と、芸術にはメッセージ性がなければならない、メッセージ性の無い芸術は暇人の道楽に過ぎないという一派が対立するのです。時代によっても、作家によっても左に右に揺れ動きます。写真はどうでしょう、もともとメッセージ性が圧倒的に強いジャンルで、昔から写真に携わっている方はメッセージ性がないのは写真じゃないと思っているだろうし、若い写真を撮る人はメッセージ議論なぞ念頭にないでしょうが、もともとメセージそのものであるSNS時代の人たちですから、議論の余地もなくメセージ性を中心に置くことになります。先日のブログで紹介した映像関係者の写真クラブ写真展の例に挙げると、映像で商売するということはメセージ性そのものですから、商売を離れて、写真をネタにお酒をのんでワイワイすることが目的の写真クラブといえども、意識するしないにかかわらずメセージ性の呪縛の中にあるのです。さて、当方は写真からいかにメセージ性を排除するかということをずっとやってきました。美術の世界では当たり前なのに、なぜメセージ性を排除した写真が世の中に見当たらないか、それはそれがとっても難しいからです。
写真はプレゼンテーションだとか、ストーリー性が無ければならないとか、強い主張の写真とは何か、とか言葉は違えど、メセージ性の重要性を主張する写真家はいっぱい会いましたが、メッセージを否定する写真家は当方の周辺では見当たりません。行くところに行けば、ゴロゴロいてもおかしくないと思うのですが、いまのところ会いません。
さて、自然教育園でSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macro only の撮影です
ウバユリですが、右で覗いている虫に注目。
中判レンズはそれより小さいセンサーイメージ対応レンズより設計に無理がないとされています。中判レンズをフルサイズ・カメラに付けても、その素直さは感じることが出来ます。
当方はBORGの良さを主張してきましたが、この天体望遠鏡レンズは一枚のレンズしか使いません。そのかわり胴鏡がとても長くなるわけです。一般のカメラ・レンズはそれを短くするために何枚もレンズを重ねる、それにより生じる収差を是正するためにさらにレンズを重ねる。よって画像はどんどん現実から離れてゆくのです。中判レンズの素直さは重要なのです。それが今回のSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macroの試みで伝わったでしょうか??
さて、以下のハッセルブラッド中判カメラ発売のニュースは重要です。
ハッセルブラッド 世界初の中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」
725g 、5000万画素、レンズシャッターを採用した新シリーズのXCDレンズ、45mm と 90mm 意外なことにタッチ機能付き高精細背面ディスプレイや天候・ほこりに対する高い密閉性、HD動画なども備えています。
。
はっきり言って、かっこいいです。カメラだけで100万円。シャッターはレンズ側についているから純正レンズしか使えない。きっとレンズは一本50万円はするでしょう。 最低150万円コースです。
中判レンズPentax 645 120mm macroで知った、中判の素直さと、それゆえの迫力。目で見た印象が、そのまま表現できることは、写真の根本を変える。そう、写真は演出ではなく、そこにある印象のそのままなのです。
そして、言いたいのは、ハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が売り出されたということは、反メセージ写真を撮る人がビジネスになる程度に存在するのだという証明であるということです。中判カメライコール反メセージ写真というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくともメセージ中心写真家はライカは買っても中判カメラに多額の資金投資はしないでしょう。
中判カメラ、反メセージカメラは機動性は必要なく、軽くすることが重要ですから、ミラーレスが一番です。中判カメラPentax 645Zはなぜミラーレスにしなかったのでしょう? 残念ながら買う方の保守性に合わせたのでしょう。 ソニーさんでも富士フィルムさんでも早くミラーレス中判カメラを出してください。ハッセルブラッドのイメージセンサーはソニー製に違いないのです。 もうソニーでも富士フィルムでも技術的にはミラーレス中判カメラを作ることなぞ造作もないことに違いありません。このハッセルブラッド中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が日本製中判ミラーレスの発売を早めることをとっても期待します。でもハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」はかっこいい、150万円かーーーーーーー<ため息>。
2016-7-22
中判レンズPentax 645 120mm macroも4回目になりました。でも今回で一旦終了です。なぜなら重たくて、これを手にもって10000歩、歩くと手が壊れて日常生活に困るのと、ピント合わせで目を酷使して、目の疲労が危険な状態になってきたからです。
美術/芸術の世界には、メッセージ性に関する対立があります。美術は美しいことを追求するのが本筋で、メッセージ性をいれるのは美しさや品格を損ねると主張する一派と、芸術にはメッセージ性がなければならない、メッセージ性の無い芸術は暇人の道楽に過ぎないという一派が対立するのです。時代によっても、作家によっても左に右に揺れ動きます。写真はどうでしょう、もともとメッセージ性が圧倒的に強いジャンルで、昔から写真に携わっている方はメッセージ性がないのは写真じゃないと思っているだろうし、若い写真を撮る人はメッセージ議論なぞ念頭にないでしょうが、もともとメセージそのものであるSNS時代の人たちですから、議論の余地もなくメセージ性を中心に置くことになります。先日のブログで紹介した映像関係者の写真クラブ写真展の例に挙げると、映像で商売するということはメセージ性そのものですから、商売を離れて、写真をネタにお酒をのんでワイワイすることが目的の写真クラブといえども、意識するしないにかかわらずメセージ性の呪縛の中にあるのです。さて、当方は写真からいかにメセージ性を排除するかということをずっとやってきました。美術の世界では当たり前なのに、なぜメセージ性を排除した写真が世の中に見当たらないか、それはそれがとっても難しいからです。
写真はプレゼンテーションだとか、ストーリー性が無ければならないとか、強い主張の写真とは何か、とか言葉は違えど、メセージ性の重要性を主張する写真家はいっぱい会いましたが、メッセージを否定する写真家は当方の周辺では見当たりません。行くところに行けば、ゴロゴロいてもおかしくないと思うのですが、いまのところ会いません。
さて、自然教育園でSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macro only の撮影です
ウバユリですが、右で覗いている虫に注目。
中判レンズはそれより小さいセンサーイメージ対応レンズより設計に無理がないとされています。中判レンズをフルサイズ・カメラに付けても、その素直さは感じることが出来ます。
当方はBORGの良さを主張してきましたが、この天体望遠鏡レンズは一枚のレンズしか使いません。そのかわり胴鏡がとても長くなるわけです。一般のカメラ・レンズはそれを短くするために何枚もレンズを重ねる、それにより生じる収差を是正するためにさらにレンズを重ねる。よって画像はどんどん現実から離れてゆくのです。中判レンズの素直さは重要なのです。それが今回のSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macroの試みで伝わったでしょうか??
さて、以下のハッセルブラッド中判カメラ発売のニュースは重要です。
ハッセルブラッド 世界初の中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」
725g 、5000万画素、レンズシャッターを採用した新シリーズのXCDレンズ、45mm と 90mm 意外なことにタッチ機能付き高精細背面ディスプレイや天候・ほこりに対する高い密閉性、HD動画なども備えています。
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はっきり言って、かっこいいです。カメラだけで100万円。シャッターはレンズ側についているから純正レンズしか使えない。きっとレンズは一本50万円はするでしょう。 最低150万円コースです。
中判レンズPentax 645 120mm macroで知った、中判の素直さと、それゆえの迫力。目で見た印象が、そのまま表現できることは、写真の根本を変える。そう、写真は演出ではなく、そこにある印象のそのままなのです。
そして、言いたいのは、ハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が売り出されたということは、反メセージ写真を撮る人がビジネスになる程度に存在するのだという証明であるということです。中判カメライコール反メセージ写真というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくともメセージ中心写真家はライカは買っても中判カメラに多額の資金投資はしないでしょう。
中判カメラ、反メセージカメラは機動性は必要なく、軽くすることが重要ですから、ミラーレスが一番です。中判カメラPentax 645Zはなぜミラーレスにしなかったのでしょう? 残念ながら買う方の保守性に合わせたのでしょう。 ソニーさんでも富士フィルムさんでも早くミラーレス中判カメラを出してください。ハッセルブラッドのイメージセンサーはソニー製に違いないのです。 もうソニーでも富士フィルムでも技術的にはミラーレス中判カメラを作ることなぞ造作もないことに違いありません。このハッセルブラッド中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が日本製中判ミラーレスの発売を早めることをとっても期待します。でもハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」はかっこいい、150万円かーーーーーーー<ため息>。