小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

コロナ対策 2021-4-28

2021-04-30 21:57:54 | 日記

最近の、菅政権、小池都政、羽鳥モーニングショウを見ても、玉川氏がわめいても(最近特におかしい)、いずれも心に響きません。テレビはどの番組を見ても毎日同じような内容の繰り返しで、左から右に耳を通過してゆきます。若い方はテレビを見ませんから、テレビの騒ぎは殆ど意味なく時が流れて行きます。

当方もなぜか色々出歩いています。
コロナ禍で少しは世の中が変わるかと思ったのに、政治も、国民も、マスコミもちっともかわりません。
あまりの世の中のアホくささに、なにか心が折れてしまったのかもしれません。本当に日本は世界に誇れる国なのか?

2点のみ書きます。
1,ファイザーの新型コロナワクチンについて:
アメリカのすごさを感じています。当方は20年前に遺伝子治療をやろうと計画していました。遺伝子治療の調査のためにアメリカをぐるっと回りました。このころ日本でも遺伝子治療のベンチャーが立ち上がっていました。しかし、このアメリカを旅しているちょうどそのころ遺伝子治療の臨床試験が暗礁に乗り上げていました。問題は2つありました。ヒトの場合は導入した遺伝子が長持ちしないので、効果が継続しないのです。もう一つは臨床実験に用いた遺伝子導入の為のベクター(遺伝子運び屋)が悪さをして癌を発生する危険性が出てきたことです。このときの問題ベクターが<アデノウイルスベクター>です。
何とか道を見つけようとMIT(マサチューセッツ工科大学・癌研)で一年、遺伝子治療の研究をしました。(これはその後会社で、業務が終わった後に夜中に実験をして、MITで始めた研究を完成させて論文としました。Virologyというまともな科学雑誌に載っています。 新しいベクターの開発です。) 
当方は会社に帰って、これは到底会社でできる仕事でないと思って、遺伝子治療を諦めました。しかし、アメリカはちっともめげませんでした。遺伝子が長持ちしなくてもいい、ワクチンなら一時的に導入遺伝子が働いてくれればいい。ウイルスベクターを使わない運び屋をつかえばいい。そしてファイザーの新型コロナワクチンが生まれました。これがこんなに効果があるなんて、こんなに世界を救うなんてその時まったく予想もしませんでした。ファイザーの新型コロナワクチンは<遺伝子治療>なのです、夢のような成果です。当方はバカでした、技術的アイデアはその当時もわかっていたのですが、こんな成果が生まれるなどとその時考えもしなかった。IPS細胞のように、考えもしなかったことです。 このワクチンの関係者はノーベル賞を取るでしょう。

前述の日本の遺伝子治療ベンチャーはめげすになんとか生き残って、現在新型コロナワクチンを作って臨床試験に入っています。
当方はインフルエンザワクチンを打たない、アンチワクチン派ですが、ファイザーの新型コロナワクチンは打ちたいと思っています。当方がだらしなくも撤退した遺伝子治療を着々と進めるアメリカさんに敬意を表して、ファイザーのワクチンを打ちます。イギリス・アストラゼネカやJ&Jの新型コロナワクチンは<アデノウイルスベクター>を使っています。その後改良されて問題は無いのかもしれません。しかし、当方は血栓の副反応を報告が出る前から、アデノウイルスベクター・ワクチンは打つ気はありませんでした。その時のトラウマです。
(イギリスの科学的コロナ対策には敬意を表しています。さすがサイエンス発祥の国です。彼らのコロナ対策はサイエンスの道に従っています。)

この新型コロナ騒動により、自分の能力の無さと、アメリカの底力を徹底的に思い知らされました。
後悔しているわけではありません。その時はその時で出来る限りのことをしてきたのです。ヒトはワン・ピースが足りないだけで全く違う人生を歩むものだなと思うのです。

同時に、この新型コロナ騒動により、日本の非力を思い知らされるとともに、アメリカにへばりついて生き残る非力者の賢さを感じるのです。とても残念ながら。

この<遺伝子治療>での当方の失敗は、実は失敗の歴史の2回目です。そして、現在は3回目の崖っぷちにいます。<2度ある事は3度ある>なのか、<3度目の正直>なのか?

2、新型コロナ変異株について:子供を介する家庭内感染爆発は起こるのか?
新型コロナ変異株は従来形型とどこが違うか、①感染力が高い、②重症化しやすい、③感染が低年齢に広がる。この3つが異なるなら、この違いから何が起きるかを予測して重点的に手を打つのが当たり前です。①、②に対する打つ手は従来の延長線上にあるので、毎日取り上げられます。 しかし、政治は規制のON, OFFとお金の手当しか考えておらず、マスコミは打つ手が遅いだの、弱いだのあーだこーだというばかりで朝から晩まで同じことを繰り返しています。結局どうしていいのか誰もわかっていない。

問題は③です。今日はやっと少し詳しいデータが出てきましたが、一週間前は、<10代以下の感染者>は何人という表現でした。10代以下ってなんだかわかりますか、20才未満ということらしい。この中には大学生、高校生、中学生、小学生、幼稚園、保育園、赤ちゃん皆含まれるのです。それぞれ、当事者にとっては全く違うシチュエーションにいるわけです。それぞれの当事者と親たちはどうしていいのかわからない。これまでは、新型コロナにかかる確率は低く、かかっても重症化する確率はほぼ0ということが頭に刷り込まれている。変異株に対してはその思い込み変えなければいけないのに、政府もマスコミも10代以下で感染者が増えているから気を付けましょう。対応は従来通りで、さらに徹底することが肝心というばかり。相変わらす高齢者の感染を防ぐために、若い方の協力をお願いしますというばかり。しかもこの感染者とは見つかった感染者のことで、若い人は無症状者の割合が高いはずです。全体像は全く見えていません。これまでと違うことがわかっていても、なんにも全体像をつかもうとしない。

違うでしょ、大学生、高校生、中学生、小学生、幼稚園、保育園、赤ちゃんに分けてそれぞれの感染者数、感染者の割合、重症度、変異株の割合、ランダムPCR検査によるモニターを、毎日グラフで表示するべきなのです。これらは確実に増加するはずです。当初の絶対数は低くとも増加タンジェントは上がってゆくことをリアルタイムで見せることが必要です。これが<低年齢の人を新型コロナ対策のフィールドに参加させる>最もいい方法と思います。現実をデータとしてはっきり表示するべきです。データが無いとは言わせません。データを取るべきです。
何のために全体像を把握するべきなのか。学校を閉鎖するためではありません。低年齢の方にとっては学校より家庭の方が危険です。親の多くの方が事情を分かっていないからです。
これまでの感覚でいるからです。子供を介する家庭内感染爆発が起きる可能性があるからです。現在の家庭内感染は親が外で感染することが始まりと思われています。変異株によりどこかの時点で、家庭内感染は子供が外で子供同士の接触で感染することが始まりということに変化するかもしれません。子供の感染力は低くてこうならないかもしれません。ちゃんとウォッチすることが必須なのです。子供を介する家庭内感染爆発がおきてから、後付けで、変異株は予想を上回っていたと言う専門家と言われる方の姿は見たくありません。
もう、うんざりです。

これ以上書いても読んでくれないので、やめます。当方の新型コロナ対策はずっと書いてきていますが、誰も読んでくれません。時たま昨年書いたものがポツンポツンと読まれます。そんな昔に書いたものは、今では状況が違っているので役に立たないのに。
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自然教育園日記 その190  Fujifilm GFX100SとソニーAマウント・Zeiss レンズのテイスト

2021-04-30 11:27:27 | 写真日記
自然教育園日記 その190  Fujifilm GFX100SとソニーAマウント・Zeiss レンズのテイスト
2021-4-24

今日は Fujifilm GFX100SとソニーAマウント・Zeiss レンズのマッチングを探ります。
ソニーAマウント・Zeiss レンズとは
1、Sonner 135mm F1.8 ZA
2、Distagon 24mm F2 ZA
です。フルサイズSony alpha7シリーズ用に買ったものですが、レンズアダプタ―を介すれば645中判Fujifilm GFXに使えるということでFujifilm GFX50Sで試したところFujifilm Sonner 135mm F1.8 ZAはOK、Distagon 24mm F2 ZAはわずか周辺がケラレるという結果になりました。ではFujifilm GFX100Sではどうか? 結果はFujifilm GFX50Sと同じでした。

Sonner 135mm F1.8 ZAはものすごいボケと美しいボケ色が得られます。その割にはヘリコイドのストロークがタイトで、超薄い合焦ポイントをMFで得ることが大変です。
Distagon 24mm F2 ZAはわずかケラレるので、トリミングで少々カットするしかありません。それでも、その軽さと19cmまで接近できることは特筆に値します。
いずれのレンズもMFですから、三脚を立ててちゃんと焦点を合わせないとボロがでるでしょう。といいつつ今回はみな手持ちです。

画質は以下の通り。Zeissの特徴を中判に持ちこみます。描写は1億画素に十分耐える。その繊細な描写は豪快な中判に合わないと考えるか、中判の細密描写に相乗すると考えるか、 それを考えながら絵を作る必要があると感じます。おそらく、全紙に印刷するとそのメリットがハッキリする予感がします。

以下、Sonner 135mm F1.8 ZA






ヒョウタン池ではカワセミをねらうカメラファンの密が出来ていました。当方は2月末から鳥撮りは完全にやめて、花と虫と風景に焦点を絞っています。現在は虫といっても毛虫ばかりで、つらい時期なのです。



と言いつつ、Fujifilm GFX100Sのトリミング耐性をテストする意味で、水生植物園にやってきたカワセミを撮ってみました。



この絵をトリミング拡大したのが上の絵です。ピントが十分でなく、GFX100Sならもっと拡大できるはずです。



以下、Distagon 24mm F2 ZA






チョウジソウ














前回のFujifilm純正GF120mm macroと比べると、フィルムシミュレーションをビビッドで撮っていますが、その色のこってり感がSonner 135mm F1.8 ZAより純正レンズの方が強く効きます。ボケ色は鮮明すぎて、フルサイズのときよりファジー感の面白さが減じた気がします。やはり純正レンズの方が上手くマッチングしているという印象です。あくまで今のところの印象ですが。 ですから、Sonner 135mm F1.8 ZAはある目的をもってそのナイーブな繊細さや大ボケをうまく使うことになります。Distagon 24mm F2 ZAはでかくて重たい23mm純正レンズより使い易く、汎用的なニーズを感じます。純正レンズのこってりがいいか、ツアイスのすっきりがいいか、とにかくこの2本のツアイスは魅力的です。

残念ながら自然教育園は4月25日から5月11日まで。緊急事態宣言で臨時休館となりました。Fujifilm GFX100Sの試写が極めて難しくなりました。
昨年の緊急事態宣言で、自然教育園が臨時休館した時は、<港区の坂>をレポートしてブログに載せましたが、今回はどうしたものか??  

陶芸ではやることがワンサカあるから時間が十分あることはうれしいのですが、ブログはどうしましょう。カメラファンには申し訳ありませんが、以前にクローズしたアート考察をNewアート考察としてよみがえらせることを考えていますがどうなりますか??
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