コロナ対策 2022-7-21
先日コロナ対策2022-7-6を書きました。予測通りの展開を見せているように思います。政府は若者の3回目接種と4回目接種の範囲拡大を叫ぶようになりました(まだ必死にはみえませんが)。行動制限も視野に入ってきました。
(当方の昔のコロナ対策は、現状から見るとおよそかけ離れていて、自分でも笑っちゃいます。状況はどんどん変わるので、書いた日がいつであるかが重要なのです。昔の対策は意味ありません。大事なのはその時その時、科学的考察からの予測であり、それに応じて現在するべきことなのです。)
感染の次元が違ってきたので、言い忘れたことと、新に感じることをちょっとだけ2022-7-6に付け加えます。2022-7-6に書いたことは繰り返しませんので、興味ある方はこちらをお読みください。
1,現状ではまだ感染者総数の抑制は必要だ
症状が重いと重傷者は隔離され、ウイルスは拡散しにくくなる。よって症状を重くしない、且つ拡散力のあることがウイルスにとって都合がいい。それで、オミクロン株が生まれ広がりました。ワクチンで重症者がへって軽症者が増えると、ウイルスはもっと居心地よくしてもいいと思い始めます。すなわちもっと肺に入り込んでもいいと思うわけです。実際オミクロン株BA5はすこしアルファ・デルタ株に先祖返りして、重症化の方向に向かっています。一般的パンデミック収束方向に逆走しているのです。
このように変異は揺れ動きながら、それでも次第に一般的パンデミック収束方向に向かうだろうと期待するのです。しかし、この揺れ動きがいつまで続くかわかりません。逆走は出来る限り抑えなければ。
<ワクチンは逆走を助長する可能性がある。>これを忘れてはいけない。
2022-7-6では現状ワクチン接種を増やすことしか打つ手はないと書きました。しかし、ワクチンだけが頼りということは危険性をはらんでいるのです。重傷者が増えなければいい、医療機関が満杯にならければいいだけではまずいのです。やはり感染者数全体を抑制する必要があります。 感染者数全体を抑制しないと変異の逆走が起きる危険があるからです。
このウイルスの逆走を止めているは、医療従事者の必死の努力によるのです。医療従事者が感染者を的確に処置して、野放しの感染者の絶対数を減らしているからです。 もう重症が減ったから2類から5類にせよと言われたら、必死に走って来た医療関係者はどう思うのでしょうか。
重症が減ったから2類から5類にせよという議論、 中間的に運用すればいいという議論、いずれもそう簡単ではありません。ウイルスに対する対抗手段をちゃんと持ってからでないと、完全にインフルエンザ並みすると、医療ひっ迫の危険だけでなく、逆走する変異株が生まれる危険があります。 重要な対抗手段、塩野義新型コロナ治療薬の緊急承認が見送られたことは大きなダメージです。
2,第7波では<無料PCR/抗原検査>の効果がポイントになる
ではワクチン以外に打つ手はあるのか? 第6波はワクチン接種の進展と国民の自主的行動抑制によりピークアウトしました。今回の第7波は、意外なことに<無料PCR/抗原検査>によりピークアウトすると予測します。
2022-7-6に書いた、集団1をどうこうしようというのは無理だから考えない方がいい、重要なのは集団2、このロコナに対して真面目な集団は危険を予測した場合自主的にPCR/抗原検査を行い、行動制限したり、治療に入ったりするのです。この自主規制により野放しの感染者集が抑制されるのです。
第6波の時の感染者数拡大を見て<自主的行動抑制>およびワクチン接種によりピークアウトした。 これが第7波では感染者数拡大を見て<自主的検査による自主規制>およびワクチン接種によりピークアウトする に変化するのです。
日本はすごいと思いませんか? これを政府の規制でなく、国民自ら自主規制してゆくのですから。テレビの外野根性コメンテーターや、実態から解離した感性の政府より、切実な当事者である一般国民のほうがよっぽどまともな行動をする。
しかしながら、PCR/抗原検査キットが足りないとなると、このシナリオがくずれます。政府は迅速に対応しなければ。ちゃんと目を見開いて対応してください。テレビのコメンテーターは目を見開いて、<無料PCR/抗原検査>がポイントなのだとワイワイ言い続けてください。足りなくなるから必要な人だけ検査せよなどと言わすに、どんどん検査せよ、政府はどんどんキットを補充しなければいけないと言ってください。 また、ワクチンも打たなきゃしょうがないのだから、ごちゃごちゃ言わずに受けろといってください。
1に関して
国際政治学者、三浦氏のいうように(実際にそう言っているのをきいたわけではありません、そう言うに違いないと思うのです) <ピークの繰り返しは海外からの逆走変異株の流入による、この流入はとめられない、だから、日本だけいい子になってもしょうがない。世界を見ろ>
という考えに反論することはむずかしい。
しかし、
2に関して、
いい子になろうとする日本人特有の性癖が、欧米に比べて圧倒的感染者数の低さを実現している。これを全部ぶち壊す必要があるのだろうか? いい子になっていると世界に遅れる、そうだろうか。いい子になっても、あるいはいい子になってこそ世界をリードすることはできるのではないか?
この根本的対立は皆さん個人個人が考えるべき大問題なのです。 原発、先制攻撃、核抑止力、憲法改正みんなこの問題に帰着する。世界に合わせるか、いい子にこだわるか、真ん中の道はあるか?
当方はすでに第4回目のワクチン接種を受けました。副反応は以前と同じ、殆どありませんでした。 一部リモート会議から対面会議に変化するなど当方の行動抑制は以前より緩くなりつつあります。明日は、笠間の茨城県陶芸美術館に井上雅之<描くように作る>をたずねる予定です。 どうなることやら。また発熱外来のお世話になるやもしれません。ちゃんとアクセスできないとなるとえらいことだ。
当方は、世界を見ながら、真ん中をうまくとってゆく、これが昔からの日本の文化であり強みと思っています。絶妙ないいとこ取りです。
先日コロナ対策2022-7-6を書きました。予測通りの展開を見せているように思います。政府は若者の3回目接種と4回目接種の範囲拡大を叫ぶようになりました(まだ必死にはみえませんが)。行動制限も視野に入ってきました。
(当方の昔のコロナ対策は、現状から見るとおよそかけ離れていて、自分でも笑っちゃいます。状況はどんどん変わるので、書いた日がいつであるかが重要なのです。昔の対策は意味ありません。大事なのはその時その時、科学的考察からの予測であり、それに応じて現在するべきことなのです。)
感染の次元が違ってきたので、言い忘れたことと、新に感じることをちょっとだけ2022-7-6に付け加えます。2022-7-6に書いたことは繰り返しませんので、興味ある方はこちらをお読みください。
1,現状ではまだ感染者総数の抑制は必要だ
症状が重いと重傷者は隔離され、ウイルスは拡散しにくくなる。よって症状を重くしない、且つ拡散力のあることがウイルスにとって都合がいい。それで、オミクロン株が生まれ広がりました。ワクチンで重症者がへって軽症者が増えると、ウイルスはもっと居心地よくしてもいいと思い始めます。すなわちもっと肺に入り込んでもいいと思うわけです。実際オミクロン株BA5はすこしアルファ・デルタ株に先祖返りして、重症化の方向に向かっています。一般的パンデミック収束方向に逆走しているのです。
このように変異は揺れ動きながら、それでも次第に一般的パンデミック収束方向に向かうだろうと期待するのです。しかし、この揺れ動きがいつまで続くかわかりません。逆走は出来る限り抑えなければ。
<ワクチンは逆走を助長する可能性がある。>これを忘れてはいけない。
2022-7-6では現状ワクチン接種を増やすことしか打つ手はないと書きました。しかし、ワクチンだけが頼りということは危険性をはらんでいるのです。重傷者が増えなければいい、医療機関が満杯にならければいいだけではまずいのです。やはり感染者数全体を抑制する必要があります。 感染者数全体を抑制しないと変異の逆走が起きる危険があるからです。
このウイルスの逆走を止めているは、医療従事者の必死の努力によるのです。医療従事者が感染者を的確に処置して、野放しの感染者の絶対数を減らしているからです。 もう重症が減ったから2類から5類にせよと言われたら、必死に走って来た医療関係者はどう思うのでしょうか。
重症が減ったから2類から5類にせよという議論、 中間的に運用すればいいという議論、いずれもそう簡単ではありません。ウイルスに対する対抗手段をちゃんと持ってからでないと、完全にインフルエンザ並みすると、医療ひっ迫の危険だけでなく、逆走する変異株が生まれる危険があります。 重要な対抗手段、塩野義新型コロナ治療薬の緊急承認が見送られたことは大きなダメージです。
2,第7波では<無料PCR/抗原検査>の効果がポイントになる
ではワクチン以外に打つ手はあるのか? 第6波はワクチン接種の進展と国民の自主的行動抑制によりピークアウトしました。今回の第7波は、意外なことに<無料PCR/抗原検査>によりピークアウトすると予測します。
2022-7-6に書いた、集団1をどうこうしようというのは無理だから考えない方がいい、重要なのは集団2、このロコナに対して真面目な集団は危険を予測した場合自主的にPCR/抗原検査を行い、行動制限したり、治療に入ったりするのです。この自主規制により野放しの感染者集が抑制されるのです。
第6波の時の感染者数拡大を見て<自主的行動抑制>およびワクチン接種によりピークアウトした。 これが第7波では感染者数拡大を見て<自主的検査による自主規制>およびワクチン接種によりピークアウトする に変化するのです。
日本はすごいと思いませんか? これを政府の規制でなく、国民自ら自主規制してゆくのですから。テレビの外野根性コメンテーターや、実態から解離した感性の政府より、切実な当事者である一般国民のほうがよっぽどまともな行動をする。
しかしながら、PCR/抗原検査キットが足りないとなると、このシナリオがくずれます。政府は迅速に対応しなければ。ちゃんと目を見開いて対応してください。テレビのコメンテーターは目を見開いて、<無料PCR/抗原検査>がポイントなのだとワイワイ言い続けてください。足りなくなるから必要な人だけ検査せよなどと言わすに、どんどん検査せよ、政府はどんどんキットを補充しなければいけないと言ってください。 また、ワクチンも打たなきゃしょうがないのだから、ごちゃごちゃ言わずに受けろといってください。
1に関して
国際政治学者、三浦氏のいうように(実際にそう言っているのをきいたわけではありません、そう言うに違いないと思うのです) <ピークの繰り返しは海外からの逆走変異株の流入による、この流入はとめられない、だから、日本だけいい子になってもしょうがない。世界を見ろ>
という考えに反論することはむずかしい。
しかし、
2に関して、
いい子になろうとする日本人特有の性癖が、欧米に比べて圧倒的感染者数の低さを実現している。これを全部ぶち壊す必要があるのだろうか? いい子になっていると世界に遅れる、そうだろうか。いい子になっても、あるいはいい子になってこそ世界をリードすることはできるのではないか?
この根本的対立は皆さん個人個人が考えるべき大問題なのです。 原発、先制攻撃、核抑止力、憲法改正みんなこの問題に帰着する。世界に合わせるか、いい子にこだわるか、真ん中の道はあるか?
当方はすでに第4回目のワクチン接種を受けました。副反応は以前と同じ、殆どありませんでした。 一部リモート会議から対面会議に変化するなど当方の行動抑制は以前より緩くなりつつあります。明日は、笠間の茨城県陶芸美術館に井上雅之<描くように作る>をたずねる予定です。 どうなることやら。また発熱外来のお世話になるやもしれません。ちゃんとアクセスできないとなるとえらいことだ。
当方は、世界を見ながら、真ん中をうまくとってゆく、これが昔からの日本の文化であり強みと思っています。絶妙ないいとこ取りです。
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