2024-1-25 能登半島地震に思う
能登半島地震はショックでした。ここは何度も訪ねているし、地震の後の寒さの中で対応する人達の心がひしひしと伝わってくるのです。
当方は手術とその後のトラブルで、ここのところ<人生は耐えることに等しい>という思いがつのっています。ごく普通の生活を営むことそれ自体が簡単なことではないのです。もし、朝起きて夜寝る、ご飯を食べて、排せつする、ヒトと時々会話したり、表を歩いたりする。これが続けられるとしたら、十分幸せなのです。
以下、被災地の真っただ中の方にとっては、以下の文はのんきなことを言っていると思われるでしょう。能登やその周囲の方が、その地域と同化して地域の一部として生きていると思えるのです。当方はその能登やその周囲がいかにその地域に愛情をもっているかを、能登島や富山の<ガラス>にこめる思いから感じ取っているのです。輪島塗からもそうです。九谷焼からもそうです。 毎日の家の倒壊現場のニュースばかりでなくこういう切り口を書くのもご容赦願えることを期待します。
<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その6 能登島ガラス美術館-1 ブログ2020-4-7
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その7 能登島ガラス美術館-2 ブログ2020-4-7
能登島国際ガラス展 2020-2-6
金沢から七尾へ七尾線の旅 能登の寒さは何かとてもこたえる寒さであることを思い出します。
七尾からバスで橋を渡って能登島、ガラス美術館へ
この時は向かいの道の駅が閉店で、この寒さの中バスを一時間まったことを思いだします。
<過去のブログ>
New アート考察9 <金沢、富山の陶芸・ガラス工芸を追う> その2 能登島・国際ガラス展 ブログ2022-12-28
能登島国際ガラス展2022-11-16
能登島ガラス美術館はどうなったのでしょう?
能登島にわたる2本の橋はこの通り、一時孤立したようです。ネット情報
ネット情報
能登島ガラス美術館の庭のガラス作品の倒壊
七尾市の県能登島ガラス美術館。屋外に展示する14点のうち、1991年の開館時から設置されている楠田信吾さんのガラス彫刻作品「COSMIC FLY」が大破した。他に藤田喬平さんの「蔵」もバラバラに。館内でも約100点のうち2~3割が倒れたり、欠けたりした。
次は富山市ガラス美術館です。
ここも能登島に続いて2020と2023に2回訪れています。
<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その8 富山市ガラス美術館-1 ブログ2020-4-12
富山市ガラス美術館 リノ・タリアピエットラ展 2020-2-7
リノ・タリアピエットラの作品 イタリアのヴェネチアングラス生産の中心地ムラーノ島
<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その9 富山市ガラス美術館-2 ブログ2020-4-14
リノ・タリアピエットラの作品
この時、あまりにも危なっかしい展示だったので、地震があったどうするのですかと美術館の人に尋ねたのを覚えています。特殊な接着剤で張り付けていますという答えでした。こんな素晴らしい作品が日本で展示して粉々になったらどうしようとおもいました。実際この展示会の一か月後くらいに能登で大きな地震があったのです。
<過去のブログ> 3年後の2度目の訪問です。
Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその3 フィンランドガラスアート展<自然とアート> ブログ2023-2-3
富山市ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展(2022-11-16)
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
さて富山市ガラス美術館はどうなったのでしょう?
ネット情報
富山市ガラス美術館と同じ建物(TOYOAMAキラリ)にある富山市立図書館はこの状態。ネット情報
特別展示場の一階下です。
ネット情報
ネット情報
免震装置や転倒防止のシートが功を奏して、300点の展示品のうち壊れたのは3点のみだったそうです。上の最も壊れそうな作品も無事でした。能登島でなく富山だから助かったのか、対策が優れていたのか?
<過去のブログ> この時は富山ガラス工房もおとずれています。
Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその4 最終回 富山ガラス工房 ブログ2023-2-20
2022-11-17富山ガラス工房
工房
ここ富山ガラス工房はどうなってしまったのでしょう?
すぐ近くの第二工房の情報では、大した被害なくすんだそうです。とても心配していたのですが、よかったよかった。
箱根のガラスの森美術館では戦々恐々としていることでしょう。焼き物も同じです。当方のスタジオでは作りかけの作品が地震で壊れないように結構気を使っておいてあります。白金陶芸教室などでは、危なっかしい置き方を平気でしています。陶芸家は陶器は壊れるからいいのだ、壊れなければ商売にならないといっています。作る人には不思議な美学があるようです。当方はだめです。作っている途中の作品が壊れるのはとてもつらいのです。一つ一つの工程が、苦労の連続で、すべての工程が上手くゆくか全くわからず、地面を這うようにじりじりと進むしかないからです。
能登半島地震はショックでした。ここは何度も訪ねているし、地震の後の寒さの中で対応する人達の心がひしひしと伝わってくるのです。
当方は手術とその後のトラブルで、ここのところ<人生は耐えることに等しい>という思いがつのっています。ごく普通の生活を営むことそれ自体が簡単なことではないのです。もし、朝起きて夜寝る、ご飯を食べて、排せつする、ヒトと時々会話したり、表を歩いたりする。これが続けられるとしたら、十分幸せなのです。
以下、被災地の真っただ中の方にとっては、以下の文はのんきなことを言っていると思われるでしょう。能登やその周囲の方が、その地域と同化して地域の一部として生きていると思えるのです。当方はその能登やその周囲がいかにその地域に愛情をもっているかを、能登島や富山の<ガラス>にこめる思いから感じ取っているのです。輪島塗からもそうです。九谷焼からもそうです。 毎日の家の倒壊現場のニュースばかりでなくこういう切り口を書くのもご容赦願えることを期待します。
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Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その6 能登島ガラス美術館-1 ブログ2020-4-7
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能登島国際ガラス展 2020-2-6
金沢から七尾へ七尾線の旅 能登の寒さは何かとてもこたえる寒さであることを思い出します。
七尾からバスで橋を渡って能登島、ガラス美術館へ
この時は向かいの道の駅が閉店で、この寒さの中バスを一時間まったことを思いだします。
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能登島国際ガラス展2022-11-16
能登島ガラス美術館はどうなったのでしょう?
能登島にわたる2本の橋はこの通り、一時孤立したようです。ネット情報
ネット情報
能登島ガラス美術館の庭のガラス作品の倒壊
七尾市の県能登島ガラス美術館。屋外に展示する14点のうち、1991年の開館時から設置されている楠田信吾さんのガラス彫刻作品「COSMIC FLY」が大破した。他に藤田喬平さんの「蔵」もバラバラに。館内でも約100点のうち2~3割が倒れたり、欠けたりした。
次は富山市ガラス美術館です。
ここも能登島に続いて2020と2023に2回訪れています。
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富山市ガラス美術館 リノ・タリアピエットラ展 2020-2-7
リノ・タリアピエットラの作品 イタリアのヴェネチアングラス生産の中心地ムラーノ島
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Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その9 富山市ガラス美術館-2 ブログ2020-4-14
リノ・タリアピエットラの作品
この時、あまりにも危なっかしい展示だったので、地震があったどうするのですかと美術館の人に尋ねたのを覚えています。特殊な接着剤で張り付けていますという答えでした。こんな素晴らしい作品が日本で展示して粉々になったらどうしようとおもいました。実際この展示会の一か月後くらいに能登で大きな地震があったのです。
<過去のブログ> 3年後の2度目の訪問です。
Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその3 フィンランドガラスアート展<自然とアート> ブログ2023-2-3
富山市ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展(2022-11-16)
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
さて富山市ガラス美術館はどうなったのでしょう?
ネット情報
富山市ガラス美術館と同じ建物(TOYOAMAキラリ)にある富山市立図書館はこの状態。ネット情報
特別展示場の一階下です。
ネット情報
ネット情報
免震装置や転倒防止のシートが功を奏して、300点の展示品のうち壊れたのは3点のみだったそうです。上の最も壊れそうな作品も無事でした。能登島でなく富山だから助かったのか、対策が優れていたのか?
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Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその4 最終回 富山ガラス工房 ブログ2023-2-20
2022-11-17富山ガラス工房
工房
ここ富山ガラス工房はどうなってしまったのでしょう?
すぐ近くの第二工房の情報では、大した被害なくすんだそうです。とても心配していたのですが、よかったよかった。
箱根のガラスの森美術館では戦々恐々としていることでしょう。焼き物も同じです。当方のスタジオでは作りかけの作品が地震で壊れないように結構気を使っておいてあります。白金陶芸教室などでは、危なっかしい置き方を平気でしています。陶芸家は陶器は壊れるからいいのだ、壊れなければ商売にならないといっています。作る人には不思議な美学があるようです。当方はだめです。作っている途中の作品が壊れるのはとてもつらいのです。一つ一つの工程が、苦労の連続で、すべての工程が上手くゆくか全くわからず、地面を這うようにじりじりと進むしかないからです。
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