ベルリン・フリー旅行 その9 ベルリン・ドイツ・オペラ再挑戦
2015-06-01
第3日目(2015-5-10)はまだ続きます。 ベルリン・ドイツ・オペラに再挑戦ですが、どうなりますか??
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM
寸前でも切符が買えないことはありえないと思っていましたが、結構当日券を求めた人が並んでいました。我々は一昨日も今日も一番安い席をゲット。3日フリー切符の特典、2割引きで3千円ほどで本場のオペラを2回も鑑賞することになりました。3階、最上階ですが、音響効果はいいし、舞台も良く見えるし、なんら問題なく楽しめました。
(ちなみに、HISスケルトンツアーの付録として付いてきた3日フリー切符はよかったですよ。72時間、ベルリンの乗り物 Uバーン、Sバーン、バス等みな乗り放題。ポツダムやオライエンブルグへの旅もただ。いろいろな切符も割引あり。さすが、明日のドレスデンへ2時間の往復にはこのフリー切符は使えませんでしたが。)
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
今日の出し物はチャイコフスキーのエフゲニー・オネーギンです。
指揮:アラン・アルティノグル
演出: ゲッツ・ フリードリヒ
衣装・舞台デザイン: Andreas Reinhardt
合唱指揮: William Spaulding
振り付け: Stefano Giannetti
ラーリナ: Karan Armstrong
タチアーナ: Marina Poplavskaya
オリガ: Katarina Bradic
フィリピエヴナ: Ronnita Miller
エフゲニー・オネーギン: Etienne Dupuis
レンスキー: Georgy Vasiliev
グレーミン: Ante Jerkunica, Albert Pesendorfer (10.05.2015 | 14.05.2015)
隊長: Andrew Harris
ザレーツキー: Thomas Lehman
トリケ: Peter Maus
歌手: N.N.
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団&管弦楽団
これはロシアオペラで最も有名なオペラです。惚れた男Aに、意を決してラブレターを送ったのに、拒否された女性Bの話です。その後、Aはその女性Bの妹に付きまとう男と決闘して、殺してしまい、居ずらくなって、街を逃げ出し、その後すったもんだのあげく、まい戻って、Bに求愛すれど、女性Bは完全拒否するという筋で、なんだか三島由紀夫の春の雪における女性の恐ろしさを思い出させる筋です。オペラに全く似合わない盛り上がらない筋であるということで有名です。当方には筋だけでなく音楽も一向に盛り上がらない。歌自体は美しく、人気あるそうですが、当方には一本調子の音楽で眠くなる一方でした。付随するバレーがやたら上手くて、チャイコフスキーはオペラなぞ作らず、バレー音楽だけ作っていればよかったのに。このオペラはチャイコフスキー自身の思い出(チャイコフスキーにはこのストーリーに似た状況で女性に完全否定され、自殺未遂した経験があるようです)におぼれて、冷静なエンターテイメントをわすれた、というのが当方の感想です。
ということで、ベルリン・ドイツ・オペラの再挑戦はまた空振りに終わりました。エフゲニー・オネーギンはこちらでは人気のオペラだそうで、終演後のトイレでベルリン子が鼻歌を歌っていたことでもその人気は想像できます。ちなみに家内はとても楽しかったと言っております。カラン・アームストロングというベルリン・ドイツ・オペラの往年の大スターがお母さん役で出ていたが、とても懐かしかったと書いておいてくれといわれました。
そういえば、印象に残っていることとして、この演出です。ベルリン・ドイツ・オペラでは大御所ゲッツ・ フリードリヒの数十年前の演出だそうですが、古ゲではあるが、面白い。薄いベールの向こうに、人々が微動だにせず立っている。こういう場面から始まることが何回かありました。最初はてっきり絵画がとおもいました。美しいのです。そして、バレリーナは慣れているでしょうが、コーラスの人まで、長時間微動だにしないのです。
2回ベルリン・ドイツ・オペラを見ましたが、当方にはもうちょっと知っているオペラだったらよかったのにと思ってしまいます。ここでは魔笛だのトスカだのもっと良く知っているオペラもいっぱいやっているのですが。一演目に関して、人気によって違いますが、年間数回から10回くらい公演して、何年もlong-runのケースもあるようです。 たまたまこのようなことになってしまいました。
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
終演後はすぐ隣のレストランにいってみました。オペラを見終わった連中が仲間を集めて大いに盛り上がっていました。我々の後ろの席の女性の集団は、ものすごい、笑い転げる騒ぎで、いつもむっつりしているドイツ人がここでは豹変していることに、我々は少なからず驚いたのです。
セルフサービスで、食べ物と飲み物をとってくるスタイルで、ワインもボトルから自分で適当に注いで、カウンターで料金を払うという、気軽に終演後の興奮を皆で共有するにはとってもいい大人の趣向と思いました。
また、いつの日かベルリン・ドイツ・オペラに挑戦しましょう。
2015-06-01
第3日目(2015-5-10)はまだ続きます。 ベルリン・ドイツ・オペラに再挑戦ですが、どうなりますか??
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7R + フォクトレンダーVintage line 50mm F1.5 Aspherical VM
寸前でも切符が買えないことはありえないと思っていましたが、結構当日券を求めた人が並んでいました。我々は一昨日も今日も一番安い席をゲット。3日フリー切符の特典、2割引きで3千円ほどで本場のオペラを2回も鑑賞することになりました。3階、最上階ですが、音響効果はいいし、舞台も良く見えるし、なんら問題なく楽しめました。
(ちなみに、HISスケルトンツアーの付録として付いてきた3日フリー切符はよかったですよ。72時間、ベルリンの乗り物 Uバーン、Sバーン、バス等みな乗り放題。ポツダムやオライエンブルグへの旅もただ。いろいろな切符も割引あり。さすが、明日のドレスデンへ2時間の往復にはこのフリー切符は使えませんでしたが。)
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
今日の出し物はチャイコフスキーのエフゲニー・オネーギンです。
指揮:アラン・アルティノグル
演出: ゲッツ・ フリードリヒ
衣装・舞台デザイン: Andreas Reinhardt
合唱指揮: William Spaulding
振り付け: Stefano Giannetti
ラーリナ: Karan Armstrong
タチアーナ: Marina Poplavskaya
オリガ: Katarina Bradic
フィリピエヴナ: Ronnita Miller
エフゲニー・オネーギン: Etienne Dupuis
レンスキー: Georgy Vasiliev
グレーミン: Ante Jerkunica, Albert Pesendorfer (10.05.2015 | 14.05.2015)
隊長: Andrew Harris
ザレーツキー: Thomas Lehman
トリケ: Peter Maus
歌手: N.N.
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団&管弦楽団
これはロシアオペラで最も有名なオペラです。惚れた男Aに、意を決してラブレターを送ったのに、拒否された女性Bの話です。その後、Aはその女性Bの妹に付きまとう男と決闘して、殺してしまい、居ずらくなって、街を逃げ出し、その後すったもんだのあげく、まい戻って、Bに求愛すれど、女性Bは完全拒否するという筋で、なんだか三島由紀夫の春の雪における女性の恐ろしさを思い出させる筋です。オペラに全く似合わない盛り上がらない筋であるということで有名です。当方には筋だけでなく音楽も一向に盛り上がらない。歌自体は美しく、人気あるそうですが、当方には一本調子の音楽で眠くなる一方でした。付随するバレーがやたら上手くて、チャイコフスキーはオペラなぞ作らず、バレー音楽だけ作っていればよかったのに。このオペラはチャイコフスキー自身の思い出(チャイコフスキーにはこのストーリーに似た状況で女性に完全否定され、自殺未遂した経験があるようです)におぼれて、冷静なエンターテイメントをわすれた、というのが当方の感想です。
ということで、ベルリン・ドイツ・オペラの再挑戦はまた空振りに終わりました。エフゲニー・オネーギンはこちらでは人気のオペラだそうで、終演後のトイレでベルリン子が鼻歌を歌っていたことでもその人気は想像できます。ちなみに家内はとても楽しかったと言っております。カラン・アームストロングというベルリン・ドイツ・オペラの往年の大スターがお母さん役で出ていたが、とても懐かしかったと書いておいてくれといわれました。
そういえば、印象に残っていることとして、この演出です。ベルリン・ドイツ・オペラでは大御所ゲッツ・ フリードリヒの数十年前の演出だそうですが、古ゲではあるが、面白い。薄いベールの向こうに、人々が微動だにせず立っている。こういう場面から始まることが何回かありました。最初はてっきり絵画がとおもいました。美しいのです。そして、バレリーナは慣れているでしょうが、コーラスの人まで、長時間微動だにしないのです。
2回ベルリン・ドイツ・オペラを見ましたが、当方にはもうちょっと知っているオペラだったらよかったのにと思ってしまいます。ここでは魔笛だのトスカだのもっと良く知っているオペラもいっぱいやっているのですが。一演目に関して、人気によって違いますが、年間数回から10回くらい公演して、何年もlong-runのケースもあるようです。 たまたまこのようなことになってしまいました。
Sony alpha7S + Sony/Zeiss 16-35mm
終演後はすぐ隣のレストランにいってみました。オペラを見終わった連中が仲間を集めて大いに盛り上がっていました。我々の後ろの席の女性の集団は、ものすごい、笑い転げる騒ぎで、いつもむっつりしているドイツ人がここでは豹変していることに、我々は少なからず驚いたのです。
セルフサービスで、食べ物と飲み物をとってくるスタイルで、ワインもボトルから自分で適当に注いで、カウンターで料金を払うという、気軽に終演後の興奮を皆で共有するにはとってもいい大人の趣向と思いました。
また、いつの日かベルリン・ドイツ・オペラに挑戦しましょう。
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