小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の道 その3 一条通りー1

2010-12-20 23:04:53 | 旅行
南イタリアの写真も大半整理されたし、旅の話を書こうと思えば書けるのですが、やっぱりゆっくり書きたい。半分以上は、自分の思い出の為に書いているのだから。ゆっくり思い出しながら書きたい。

しばらくは、ディープに京都に入りこみましょう。

京都道シリーズ3-一条通り

三条,四条,五条通りに比べると一条通りは、ひっそりとした通りのような印象があります。確かに、一条通りの東は東一条といって、とくに目立った観光スポットがありません。東一条は御苑にぶつかって中断されます。御苑の西側からまた一条通りが始まりますが、細い道が続きます。この通りは昔のままの道幅ですという説明看板が立っています。このあたりは本来の御所があった所で、地下に、その跡が眠っている、ロマンあふれる場所なのですが、今は何もありません。さらに西に行くと一条通りは本来の姿を現して、光ったスポットが次々に出現するのです。皆さんは一条通りを、連続性をもって眺めたことは無いと思います。この試みはきっと面白いですよ。



2010年2月3日
吉田神社
一条通りは吉田神社が東の起点です。いつも静かな吉田神社が、一年に一度だけ、一番寒い時節である2月3日のそれも真夜中に大混雑となるのです。考えてみると、相当変わった神社ということになります。
京都では節分に「四方参り」と云って北東の吉田神社、南西の壬生寺、南東の伏見稲荷大社、北西の北野天満宮の4か所へお参りする風習があったので、これらのお寺は今でも、お参りの人が多い。特に表鬼門の吉田神社、裏鬼門の壬生寺が人気。この2か所はいつも静かなところであるから、普段と節分の混雑の格差がダントツに大きい。
吉田神社の2月3日夜中11時は火炉祭(カロサイ)というイベントがあるのです。一年間、家に祭ってあった、お札とか、だるまとかを皆が神社に納め、写真のように大きな塊にして燃やすのです。



きっちりと枠をつくって、納められた札を入れ物ごと、内部にどんどん放り込んでゆきます。上部には金網天井をつくって、火の粉の飛び散りを抑えています。周囲には消防の方が待機、ホースから水をかけて、過剰な炎上をおさえながら燃やします。かなりスリリングなイベントです。



神主さんが祝詞を上げて、巫女さんが鈴を鳴らしながら一周して、いよいよ点火です。周りを取り囲む沢山の観客はかたずをのんで待ちます。







さあ、始まりました。





後は、まあ、火事場の野次馬的楽しみといいましょうか。







燃え始めてから10から15分もすれば、このイベントは終了。








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