自然教育園日記 その154 Sony alpha7RIIIによる超接近広角撮影
2020-07-02
今日はSony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE(ヘリアーハイパーワイド)で攻めます。
フォクトレンダー10mmはフルサイズに対応する最も焦点距離の短い広角レンズと認識しています。
Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
レンズはライカMマウントでClose Focus AdapterでソニーのFEマウントに接合します。Close Focus Adapterはヘリコイドを持っており、無限遠から対象に接する距離まで近づいて撮影できます。
といっても、対象が虫の場合は5cm以内に近づくのはなかなか難しい。5 ~10cmくらいの間でケースバイケースで調節しています。
通常広角撮影。広角は太陽が容易に星形になるのがいい。
物語りの松 通常広角撮影
ヒョウタン池 通常広角撮影
ここからは接近撮影です。
元の絵です。広角のデフォルメは面白いのですが、対象が小さくすぎるので、トリミング拡大すると上の絵になります。デフォルメの大半が消えてしまい、バックの景色がかなりはっきりしているので、前景とバックの遠近感が残ります。しかし、パースがきいた絵といえるかどうか?
写真の世界ではパースペクティブ(Perspective)の略でパース(遠近感)がきいた作品というのだそうです。小さな虫でパースがきいた絵を作るのは大変難しい。
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica ヘリアーハイパーワイドは現在手に入る最短焦点距離の超広角撮影機材です。これでパースがきいた絵が撮れないとなると、単に撮り方が下手ということです。
たとえば、上の流れる雲を背景に虫が撮れればいいのですが、なかなかいいポジションがとれません。
いつも下手というわけではありません。こんなのが適度にパースを生かす絵と思います。Fujifilm GFX50S+ Laowa12mm(浜離宮恩賜庭園2018-11-25)
この虫はカミキリムシの子供のようですが? すいぶんと付き合ってくれました。いい写真が撮れなくて、脅かしてごめんなさい。
これはちょっとましかな?? 下から近づくといいかもしれない。 きっと、このシーンでイヌヌマトラノオのパースを生かすアングルに持って行けばいいのだ。しかし、そうするとレンズが花にぶつかって揺れるから虫は逃げる。なんとかならんかな??
以下、2刀流として持って行ったFujifilm X-T3+ coBORG 200mmでわずかだけれど撮ります。 パースで頭がいっぱいで、望遠まで気が回らない。
いよいよヤマユリが咲き始めました。今年はヤマユリ撮りになんとか新しいトライをしましょう。どうしたもんか???
プレ撮影/連写でチョウとその影の対比を追っているつもりです。
2020-07-05
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドで再挑戦。撮影を始めようとすると雨が降ってきて、傘、カメラ、ライトをもっての接近撮影は、もうアングルどころじゃない。この日も気に入ったパースのきいた絵が撮れず。
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドはまだ挑戦しますが、ここまでで、超接近撮影でも、なにかFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 ワイドアングルMACROの方が当方には好ましい画質のような気がしてきました。やっぱり中判カメラの魅力にはかなわないのか? まだまだ戦いは始まったばかりです。
しばらくぶりの超接近広角撮影でパースのとりかたを忘れていました、ちゃんと思い出さなければ。 自分の指で実験。ヘリコイドを使ってピントがとれるMAXまで近づいて撮影。
Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
Sony alpha7RIII
+ フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
横に撮影してはパースはとれません。
しかし、近づけば逃げる小さな虫でどうパースをとるかは依然どうしたらいいかわかりません。
Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
同じ10mmレンズでもAPS-C Fujifilm X-T3に付けると実質15mm相当になります。しかしこちらのヘリコイドレンズアダプタ―、Pixco LM-FX/Mはレンズの繰り出し量が大きく、レンズに接触するくらい近づくことができるので、まけない迫力がでます。但し、よくみればやはりSony alpha7RIII + フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE の方がパースがでています。虫ではこんなに近づけないからやはり10mm と15mmはかなり大きな違いが出るはずです。
Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
これも横向きでは大したことない絵です。
ヘリコイド付レンズアダプタ―Pixco LM-FX/Mはフォクトレンダー VM-E Close Focus Adapterの1/5以下の値段です。はっきり言ってヘリコイドはガタガタです。
今後の挑戦をお楽しみに。
2020-07-02
今日はSony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE(ヘリアーハイパーワイド)で攻めます。
フォクトレンダー10mmはフルサイズに対応する最も焦点距離の短い広角レンズと認識しています。
Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
レンズはライカMマウントでClose Focus AdapterでソニーのFEマウントに接合します。Close Focus Adapterはヘリコイドを持っており、無限遠から対象に接する距離まで近づいて撮影できます。
といっても、対象が虫の場合は5cm以内に近づくのはなかなか難しい。5 ~10cmくらいの間でケースバイケースで調節しています。
通常広角撮影。広角は太陽が容易に星形になるのがいい。
物語りの松 通常広角撮影
ヒョウタン池 通常広角撮影
ここからは接近撮影です。
元の絵です。広角のデフォルメは面白いのですが、対象が小さくすぎるので、トリミング拡大すると上の絵になります。デフォルメの大半が消えてしまい、バックの景色がかなりはっきりしているので、前景とバックの遠近感が残ります。しかし、パースがきいた絵といえるかどうか?
写真の世界ではパースペクティブ(Perspective)の略でパース(遠近感)がきいた作品というのだそうです。小さな虫でパースがきいた絵を作るのは大変難しい。
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica ヘリアーハイパーワイドは現在手に入る最短焦点距離の超広角撮影機材です。これでパースがきいた絵が撮れないとなると、単に撮り方が下手ということです。
たとえば、上の流れる雲を背景に虫が撮れればいいのですが、なかなかいいポジションがとれません。
いつも下手というわけではありません。こんなのが適度にパースを生かす絵と思います。Fujifilm GFX50S+ Laowa12mm(浜離宮恩賜庭園2018-11-25)
この虫はカミキリムシの子供のようですが? すいぶんと付き合ってくれました。いい写真が撮れなくて、脅かしてごめんなさい。
これはちょっとましかな?? 下から近づくといいかもしれない。 きっと、このシーンでイヌヌマトラノオのパースを生かすアングルに持って行けばいいのだ。しかし、そうするとレンズが花にぶつかって揺れるから虫は逃げる。なんとかならんかな??
以下、2刀流として持って行ったFujifilm X-T3+ coBORG 200mmでわずかだけれど撮ります。 パースで頭がいっぱいで、望遠まで気が回らない。
いよいよヤマユリが咲き始めました。今年はヤマユリ撮りになんとか新しいトライをしましょう。どうしたもんか???
プレ撮影/連写でチョウとその影の対比を追っているつもりです。
2020-07-05
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドで再挑戦。撮影を始めようとすると雨が降ってきて、傘、カメラ、ライトをもっての接近撮影は、もうアングルどころじゃない。この日も気に入ったパースのきいた絵が撮れず。
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6 Asphericaヘリアーハイパーワイドはまだ挑戦しますが、ここまでで、超接近撮影でも、なにかFujifilm GFX50S + LAOWA マジックフォーマットコンバーター+Laowa 15mm F4 ワイドアングルMACROの方が当方には好ましい画質のような気がしてきました。やっぱり中判カメラの魅力にはかなわないのか? まだまだ戦いは始まったばかりです。
しばらくぶりの超接近広角撮影でパースのとりかたを忘れていました、ちゃんと思い出さなければ。 自分の指で実験。ヘリコイドを使ってピントがとれるMAXまで近づいて撮影。
Sony alpha7RIII
フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
Sony alpha7RIII
+ フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
横に撮影してはパースはとれません。
しかし、近づけば逃げる小さな虫でどうパースをとるかは依然どうしたらいいかわかりません。
Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
同じ10mmレンズでもAPS-C Fujifilm X-T3に付けると実質15mm相当になります。しかしこちらのヘリコイドレンズアダプタ―、Pixco LM-FX/Mはレンズの繰り出し量が大きく、レンズに接触するくらい近づくことができるので、まけない迫力がでます。但し、よくみればやはりSony alpha7RIII + フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE の方がパースがでています。虫ではこんなに近づけないからやはり10mm と15mmはかなり大きな違いが出るはずです。
Fujifilm X-T3
+ Pixco LM-FX/M
+ フォクトレンダー10mm F5.6 Aspherica HELIAR-HYPER WIDE
これも横向きでは大したことない絵です。
ヘリコイド付レンズアダプタ―Pixco LM-FX/Mはフォクトレンダー VM-E Close Focus Adapterの1/5以下の値段です。はっきり言ってヘリコイドはガタガタです。
今後の挑戦をお楽しみに。
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