NTTが策定した2040年度向けの新たな環境エネルギービジョンです。2021年9月28日にその内容が発表されました。
日本政府の”2050年カーボンニュートラル宣言(注1)”における脱炭素社会の実現に貢献すべく、NTTとしての対応方針をビジョンとして提示したものです。
(注1)関連ブログ(2022.3.18)https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/d6c34b9e4fecc60f4cebe0e71b750f03を参照
Well-being社会(即ち、環境課題の解決と経済成長とを両立させるような社会)の実現に向け、ESG(即ち、環境・社会・ガバナンス)への取組みによる企業価値向上をめざし、”事業活動による環境負荷の削減”と”限界打破のイノベーション創出”を通じて、環境負荷ゼロと経済成長との同時実現をめざしていくとのことです。
環境負荷ゼロに向け、以下の2段階の目標を設定しているようです。
1)2030年度まで:NTTグループの温室効果ガス排出量を対2013年度比80%削減、モバイル&データセンターのカーボンニュートラル化
2)2040年度まで:NTTグループ全体のカーボンニュートラル化
上記目標を達成するため、以下のような取り組みを実施し、2040年度までに省エネ化の10%と合わせ100%削減するとのことです。
1)再生可能エネルギーの利用を拡大し、温室効果ガスを2040年度までに45%削減
2)IOWN(注2)の導入により電力消費量を削減し、温室効果ガスを2040年度までに45%削減
(注2)関連ブログ(2020.1.15)https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/78438696fc0d673f10b531e247afc364を参照
なお、NTTグループ内の取り組みを社会へも拡大し2050年の我が国のカーボンニュートラル化に貢献したいとのことです。
ニュースリリース(2021.9.28)のサイトは、https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/09/28/210928a.htmlです。