2022年8月15日、国内企業主要8社(※1)により設立された、次世代半導体の国産化に向けた新会社です。”ラピダス”と読み、”速い”を意味するラテン語からとられた名称のようです。
※1 トヨタ自動車、デンソー、ソニーグループ、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア(注:旧東芝メモリ)、三菱UFJ銀行の8社
大量データを高速に処理する必要のある分野(例えば、自動運転、AI、スマートシティなど)に不可欠は次世代半導体の開発を狙っています。2020年代後半にプロセス・ルールが「2 nm(ナノメートル)以下」の半導体の開発・量産を目指しているようです。
1980年代には50%にも達していた日本の半導体産業の世界シェアが、2019年には10%にまで落ち込んでいる状態ですが、Beyond 2nmの次世代半導体に参入するラストチャンス との認識の下、10年の遅れを取り戻すべくこのタイミングに総力を挙げて取り組む姿勢のようです。
8社の出資総額は73憶円とのことですが、政府(経済産業省)も研究開発拠点の整備などに約700億円を支援するようです。支援発表(2022.11.11)の報道動画のサイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=xE0g3hPjm-Aです。
関連資料(令和4年11月、経済産業省)のサイトは、https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221111004/20221111004-1.pdfです。
新会社設立の報道(2022.11.10)の動画サイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=bVzaQsiqiXgです。