NTTによって2024年8月26日に設立された新会社(代表取締役社長 社家一平氏)で、最先端技術を活用し様々なAI(人工知能)が業務・業界横断で互いに連携する「連鎖型AI」(※1)に軸足を置き、その推進のため、主に次の2つの事業を展開していくようです:①AI・DX(デジタル変革)推進・新規事業プロデュース事業(※2)および②PF(プラットフォーム)展開事業(※3)。”AI-CIX(エーアイシックス)”という名称は、"AI-Cross Industry transformation"を略したものだそうです。公式サイトは、https://aicix.jp/corporate/です。
NTTが従来から取り組んできた、リアルとインターネットをつないで構成される”デジタルツイン"における予測・最適化AIとその連鎖技術(デジタルツインコンピューティング)の活用を、このこの新会社によって推進させていこうとしているようです。
連鎖型AIの活用による「サプライチェーン全体の最適化」とは、例えば、メーカー、卸、小売で構成されるサプライチェーンにおいて余剰在庫を削減したり、物流を含めた全体の効率化を図ることを想定しているようです。NTTでは、既に2024年1月、流通業界全体のサプライチェーン管理の最適化を実現すべく、"トライアルホールディングス"(2015年9月設立)とサプライチェーンマネジメントの共同検討に関する連携協定を締結済み(※4)のようです。
新会社設立のニュースリリース(NTT、2024.8.7)のサイトは、https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/08/07/240807d.htmlです。
※1 サプライチェーン全体の最適化を効果的に図る狙いがあるようです。
※2 新規事業化に向けた、現状事業の課題抽出、技術開発、PoC(Proof of Concept:概念実証)、サービス化開発までを提供する事業(即ち、コンサルティング~開発~ソリューションサービスの提供)です。
※3 アルゴリズムをプラットフォーム(PF)に集約し、プラットフォームサービスとして提供する事業です。
※4 下記ニュースリリース(2024.1.22)のサイトを参照:https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/22/240122a.html