インターネットのWebサイトは、アクセス方法やアクセス環境の点から、(1)サーフェスウェブ(Surface web、表層Web)と(2)ディープウェブ(Deep web、深層Web)の2つに分類され、後者のうちの一部、即ちTor(The onion router)などの特殊ソフトウェアを使用しないとアクセスできないWebサイトのことを指しているようです。
ここで、Torとは、送信データを何重にも暗号化し、複数のサーバを中継させることにより、送信元を特定出来ないようにする技術のことです。その技術を実装するソフトウェア自身をTorと呼んだりもするようです。
また、上記で「サーフェスウェブ」とは、一般的なアクセス環境でアクセスできるWebサイトのことで、通常の(ロボット型)検索エンジン(のクローラによって)収集できるサイトです。検索エンジンを用いて検索することができます。
それに対し「ディープウェブ」とは、インビジブルウェブとも呼ばれ、パスワードの入力や特殊なアクセス環境を必要とするようなサイトです。検索エンジンが収集することができないサイトです。検索エンジンで検索しても出てこないサイトです。
「ダークウェブ」は、関係者以外はアクセスできないサイトであり、麻薬などの違法な物品が売買されたり、サイバー攻撃や迷惑メール、ネット詐欺などに関するプラットフォームとして利用されたりしているようです。