俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬田

2020-11-29 | 俳句・冬・地理




一望の秩父盆地の冬田かな




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稲を刈り取ったあとの荒涼とした田をいう。







冬枯れの田である。







水を抜いて乾いた田の刈り跡に、晩秋に生えた

ひつじもすっかり枯れ果てた状態となる。







傍題に、「休め田」「冬田道」「雪の田」などがある。







見晴台に立つと、眼下に秩父盆地の冬田を一望する

ことができた。






札所へと向かひて歩く冬田道




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冬の川

2020-01-26 | 俳句・冬・地理




冬川の底まで見えて散策す




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夏場には水量の豊かな川も、冬の渇水期には水嵩が減り、

流れも細くなる。







ただ、雨が降ると冬でも川は濁って水嵩を増す。







晴れると川は澄み、鴨や白鷺などの水鳥を見かけることが

多くなる。







枯草だけの川原は、川幅を狭めた分だけ広がり、ひっそりと

している。







冬の川が底まで見えるほど澄んでいた。

その川底を見ながら散策を楽しんだ。






橋の上の夕日を映し冬の川




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初景色・正月

2020-01-02 | 俳句・冬・地理




御社を目指して歩き初景色




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元日、何を見てもめでたいような、瑞気に満ちた景色

をいう。







特に風光明媚なところでなくても、正月には新鮮に

見えるあたりの景色である。







初詣の御社を目指して歩くと、辺りはいつもと違う

初景色であった。







屋上に望む筑波山(つくば)も初景色







一年の最初の月のことを「正月」という。

一般的には「お正月」と呼ばれている。






正月の太鼓響けりビルの隙




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冬田

2019-11-27 | 俳句・冬・地理




山裾に広がつてゐる冬田かな




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稲を刈り取ったあと、そのままの状態である冬枯れの田を

いう。







水を抜いて乾いた田の刈り跡に、晩秋に生えたひつじも

すっかり枯れ果てたさまは、荒涼とした景である。







雪国では冬田がすっかり雪に覆われ、雪野原のように

見えるが、畦の部分が少し盛り上がって見えることもある。







冬田の上を大きな雲の影が走って行くのも、自然を感じ、

趣がある。







四国は山が多いため、冬田は山裾から広がっていた。






サイクリングロードの下の冬田かな




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冬の川

2019-11-26 | 俳句・冬・地理


四万十川三里沈下橋


冬川の瀞や櫓を漕ぐ屋形船




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普段水量が豊かな川も、冬は水嵩が減り、川床を見せて

さびしい。




赤鉄橋



日本一の清流として名高い四万十川を訪れた。

先ず、この長い赤鉄橋を自転車で渡った。







川幅が広く豊かに見えるが、これでも水量は大分少ない

ようである。







四万十川には数か所の遊覧船が出る船着場があり、

帆掛け船もその遊覧船の一つである。







冬川の瀞と呼ばれる深くて流れの緩やかな所へ屋形船で

行くと、エンジンを止めて船頭は櫓を漕いでゆく。

瀞の水面は鏡のように静まり、岸の草木を映していた。




佐田沈下橋


冬川を覗きて通る沈下橋




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