俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

稲扱き

2012-09-30 | 俳句・秋・人事


稲扱きの四人が帽子被りをり

刈り取って乾燥させた稲の穂から籾(もみ)だけを分け取る作業。昔は稲を地に並べて竹や棒で叩いて籾を落とすか、千把稲扱き機に稲の穂を挟んで扱き下ろす方法であったが、脱穀機の普及によりそれらは姿を消した。現代では電動脱穀機かコンバインが普及している。棚田で脱穀機を使って稲扱きを行っていた。稲架から稲束を取る人、それを脱穀機に入れる人、籾が入る袋を設置する人などがいて流れ作業で行っていた。その四人が四人とも各人に合った帽子を被っていた。

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姨捨の棚田に鳴れり脱穀機


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