俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋の雨

2016-09-27 | 俳句・秋・天文




関跡の木橋濡らせり秋の雨



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蕭条と秋に降る冷たい雨をいう。

「秋霖」「秋黴雨」は梅雨のように降り続く秋の長雨のこと。







一度は行ってみたいと思っていた福島の白河の関跡を訪れ

た。

新白河の駅からバスで40分、最後まで乗客は一人であった。







関跡にある白川神社を参拝する少し前から秋雨が降り出し

た。

神社の裏手をぐるっと回ってくるころには大分降っていた。







境内には源義家の「幌掛の楓」や義経の「矢立の松」「旗立

の桜」などの立札が立っている。

この大きな杉は「従二位の杉」と呼ばれ、鎌倉前期の家人、

従二位藤原内宮卿家隆の手植の杉で、樹齢約八百年と言

われている。







神社から少し歩くと白河関の森公園があり、土産物屋やそ

ば処などの店がある。

そこに芭蕉と曾良の像が立っていた。

「白川の関にかゝりて、旅心定りぬ。」と芭蕉は『奥の細道』

に記している。






みちのくの始まりの地や秋の雨



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