ゆつくりと歩く堤の杉菜かな
トクサ科トクサ属の多年草。
羊歯の仲間。
土筆が姿を消す頃、同じ地下茎から生えてくる。
土筆は胞子茎、杉菜は栄養茎と呼ばれる。
杉菜は鮮緑色で直立し、高さ二〇~四〇センチになる。
全体が円錐形で草状が杉の木に似るところからこの名がついた。
川堤をゆっくりと歩いていた。
その堤に杉菜がびっしりと群生していた。
けふも生き夕日明りの杉菜かな