後ろ手に組みし翁と四葩かな
アジサイ科の落葉低木。
額紫陽花を原形とする日本原産種。
六月の梅雨の時季に咲き、梅雨明けと共に花期は終わる。
四枚の花弁に見えるのは蕚片で、花はその中に細かい粒のようになっている。
このことから「四葩」という名がついた。
花色は酸性土では青、アルカリ性土では紅を呈する。
咲き始めは白で、次第に色が変化することから「七変化」ともいう。
川沿いの道に様々な色の紫陽花が咲いていた。
その紫陽花を見ながら手を後ろに組んだ翁が歩いて行った。
目印の紫陽花の角曲がりけり