俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

都鳥

2013-12-26 | 俳句・冬・動物




胸白く輝かせをり都鳥



カモメ科の百合鴎をさす。







在原業平が隅田川のほとりで詠んだ歌にちなんで都鳥と呼ぶ。







百合鴎が数十羽水に浮かんでいた。

みな白い胸を日に輝かせていた。






次々と飛んでしまひぬ百合鴎



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麦の芽

2013-12-25 | 俳句・冬・植物




縦縞に横縞麦の芽なりけり



初冬に麦の種子から出た若い芽をいう。







麦の芽が出ていた。






綺麗な縦縞横縞となっていた。



<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/fa/4a6c341d9704e02746ae52751c43c1fc.jpg" border="0">


むさしのの芽麦夕日に輝けり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマス

2013-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブの懐石料理かな



十二月二十五日のキリストの降誕祭。

ただし、実際にいつ生まれたかの記録は残っていない。

前夜をクリスマスイブ(聖夜)という。







東京都台東区池之端に森鴎外が居住した家が残っており、現在は

鴎外荘というホテルの一部となっている。




森鴎外旧宅



そこで、毎年クリスマスコンサートが催され、今年も行ってきた。

コンサートの前にホテルで懐石料理をいただいた。

見た目も美しく、小さなものにも絶妙な味付けがなされていた。

世界無形文化遺産の名に恥じないものであった。




旧宅のコンサート会場



コンサートは若手のピアノ、ヴァイオリン、歌によるもので、アンコー

ルを入れて15曲ほど演奏された。

間近で聴く弦の音や歌声に圧倒された。




 

クリスマスキャロルもありてコンサート



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖樹

2013-12-23 | 俳句・冬・人事




クリスマスツリー子供の見上ぐる眼



クリスマスの装飾に立てる常緑樹をいう。

多くは樅の木を使う。

大型店舗にクリスマスツリーが飾られていた。

小さな子供が来て見上げる眼が輝いていた。


















仰ぎゐて聖樹の前の待合せ



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪吊

2013-12-22 | 俳句・冬・人事




雪吊に青空深き日なりけり



庭木などが雪の重みで折れるのを防ぐため、幹に沿って一本の支

柱を立て、その頂上から縄を八方に張り渡して枝を吊る。

冬の風物詩。

金沢の兼六園の雪吊は、雪国らしい風情があり有名。







池の端に松に張った雪吊が見られた。

だが、太平洋側は晴れの日が続き、深い青空があるばかりであっ

た。






日入るさの雪吊の縄黒かりき



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする