俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

牡丹の芽

2015-02-18 | 俳句・春・植物




四阿に話すひとあり牡丹の芽



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寒気に強い牡丹は、他の植物に比べて早く芽吹く。







牡丹の燃えるような赤い芽が出ていた。

近くの四阿からは人の話し声が聞えていた。






目つむれば日差し明るし牡丹の芽



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魚氷に上る(うおひにのぼる)

2015-02-17 | 俳句・春・時候


東京大仏


魚は氷に上り大仏日を受けぬ



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七十二候の一つ。

二月十四日から十八日頃にあたる。

水がぬるみ、氷の割れ目から魚が跳び上がる季節をいう。

東京都板橋区に東京大仏がある。

少し暖かくなり、露座仏の大仏にも春の日が差していた。






魚の氷に上り秋楡幹白し






魚は氷に上り山鳩木に止まり




赤塚城跡


城跡の魚氷に上るベンチかな



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福寿草

2015-02-16 | 俳句・春・植物




日の差せば真の黄となり福寿草



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キンポウゲ科の多年草。

俳句では新年の季語とされている。

これは縁起のよい名であることから正月の花として珍重された

ためである。

旧暦の正月は新暦の二月にあたり、実際に外で咲く福寿草は

今が盛りである。

それを正月の花ということで新暦になっても新年としたため、鉢

物栽培以外では外では咲いていない。

毎年、福寿草の写真を撮るが早春になってからのため、詠うこと

ができず残念に思っていた。

そこで、今年は思い切って春の季語として詠んでみた。







他の花に先駆けて咲く福寿草の黄色は鮮やかで、日が差すと本

当の黄色となり、心も明るくなるのであった。






植物園に一人二人や福寿草



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ヴィオラ

2015-02-15 | 俳句・春・植物




ヴィオラに日買い物車老婆押し



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スミレ科ヴィオラ属の総称。

タフテッドパンジーとも呼ばれる小輪多花性の種群を園芸的に

ヴィオラと呼ぶのが慣例となっている。







花の直径は2センチ前後。







よく晴れてヴィオラにも日が降り注いでいた。

その前を買い物車を押しながら老婆が通って行った。






円テーブルに憩ひ花壇のヴィオラかな



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椿

2015-02-14 | 俳句・春・植物



池に向く椿魁け青空に



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ツバキ科の常緑高木。

日本にもともと自生していたのは「藪椿」で、別名「山椿」ともいう。

それをもとに園芸種が多く作られた。







池に面した椿がいち早く咲いていた。

青空のものと、花の美しさを誇っているようでもあった。






木の橋を渡りて椿眼福に



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