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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

大寒

2016-01-21 | 俳句・冬・時候




大寒の池麗朗とありにけり



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二十四節気の一つ。

陽暦一月二十日頃に当たるが、今年は二十一日。

一年中で寒さが最も厳しい時季。







大寒の池が広がっていた。

池は思いのほか麗しく明るかった。






大寒の水車止まつてゐたりけり






絹の如大寒の雲広ごれり




茶請は水仙。


閑散として大寒の呈茶かな

 

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枯菊

2016-01-20 | 俳句・冬・植物




日当たれり焚かるる前の枯菊に



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寒くなって枯れたが、花がまだ残っている菊をいう。







菊は枯れるとよく焚かれる。

その焚かれる前の枯菊に日が当たっていた。

           




枯菊の見捨てられしを愛しめり



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雪晴

2016-01-19 | 俳句・冬・天文




雪晴を歩いてをれば電話あり



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雪がやんで空が綺麗に晴れ上がること。







朝起きるとよく晴れていて、雪の白が眩しかった。

雪晴の景色を眺めながら歩いていると、携帯に電話があ

った。






雪晴や葉書一枚手に持ちて



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2016-01-18 | 俳句・冬・天文




起き出でて畑も雑木も雪景色



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気温が摂氏0度以下の大気中の水蒸気が凝結し、氷の結

晶が集まって地上に降るもの。

また、それが降り積もったものをいう。







古来、雪月花の一つとして愛でられてきた。

雪の結晶は多く六方晶系の結晶となるため、「六花(むつの

はな)」ともいう。







朝起きると、外は一面雪景色で、予想していなかっただけに

大変驚いた。

やがて雨に変わり、風を伴って強く吹きつけた。






雪景色見つつ車を避けゐたり



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寒雲

2016-01-17 | 俳句・冬・天文




寒雲や若者の行く川堤



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寒々とした冬の雲をいう。

空一面を灰色のどんよりとした雲が覆っていると、陰鬱な

気分になる。







高い鉄塔の上にも寒雲が垂れ込めていた。

川堤を羽生結弦似の若者がスマホを手に歩いて行った。






寒雲を映して川の音なさず



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