俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬木

2016-01-26 | 俳句・冬・植物




朝日燦池のほとりの大冬木



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落葉樹、常緑樹を問わず冬の寒さに耐えている木をいい、

普通一本か二三本を指す。







池のほとりに大きな冬木が立っていて、寒中の朝日が降り

注いでいた。







朝日に輝く冬木に力強い逞しさを感じた。






青空の冬木の枝の微塵かな






原つぱの冬木一本人寄せず






夕日受け清治の影絵めく冬木



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寒日和

2016-01-25 | 俳句・冬・天文


東京大仏


寒日和露座大仏を拝しけり



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寒中の晴れ渡って穏やかな天候をいう。







板橋区にある赤塚山乗蓮寺の東京大仏を拝した。

寒中の雲一つない青空に、黒光りの大仏が美しくさえ見えた。

傍らの思惟仏にも日が当たっていた。







雪だるまの脇で、立ちながら絵を描いてる女性がいた。







また、人の来ないところで、座って絵を描いている老人がいた。







更に、外で話し込んでいる五人の人がいた。

これもみな寒日和ゆえののどかな景であった。






猫が目を細めて座る寒日和



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寒月

2016-01-24 | 俳句・冬・天文




寒満月大仏拝しきたりけり



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寒中の月をいう。

凍てつくほどの寒さの中昇ってくる月は煌々と輝き、凄みさ

え感じられる。

板橋区にある東京大仏を参拝してきた帰り道にバスを降り

ると、東の空に寒満月が出ていた。






寒月を仰ぎし後のアヴェ・マリア



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寒梅

2016-01-23 | 俳句・冬・植物




寒梅に命惜しまむとぞ思ふ



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寒中に咲く梅のことをいう。







寒い空気の中で凜と咲く梅には日本的な美しさがあり、また、

春が近づいていることを感じさせる。







寒梅が咲いていた。

寒中にけなげに咲く梅を見て、この生ける命を大切にしよう

と思った。







寒紅梅が冬の日を受けて咲いていた。







白梅とは違う艶なるもの、温かみなどが感じられた。






寒紅梅青空へ伸びしてみたり



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臘梅(ろうばい)

2016-01-22 | 俳句・冬・植物




画架立てて臘梅を描く女かな



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ロウバイ科の落葉低木。

中国原産で唐梅ともいう。







一~二月、葉の出る前に香りのよい黄色い花を下向きまた

は横向きにつける。







花弁は蝋を引いたような光沢があるので臘梅という。







ただ、臘月(陰暦十二月の異称)に咲くことから臘梅というと

いう説もある。






臘梅の似合ふ青空とはなりぬ



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