俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の雲

2017-02-23 | 俳句・春・天文




ふはりとは春雲のこと白うして



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春の雲は、空全体に白いベールがかかったようになるか、

あるいは、ふわりと浮く綿雲の場合もある。







春の雲は流れながら形を次々と変えていく。

熱帯植物園の上には、薄くなった雲が浮かんでいた。







白雲がふわりと浮かんでいるのが最も春の雲らしいと思った。






むさし野の雑木林や春の雲



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水温む

2017-02-22 | 俳句・春・地理




水温む鯉のゆるりと尾を振りて



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春になって寒さが緩み、水が少し温かく感じられることをいう。







感覚的な季語だが、池や沼に水草や藻が生えてきたり、水

底にいた魚が動き始めたりする。







水が温んできたのだろう、鯉がゆくりと尾を振って泳いでいた。






米研ぐもたつきのうちや水温む



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料峭

2017-02-21 | 俳句・春・時候




料峭や旅の支度の小買物



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春風が肌に寒く感じられるさまをいう。

旅の支度のために小買物をしてきたが、冷たい風が強く吹

き、寺の幟がはためいていた。






料峭の自転車時によろめきぬ



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節分草(2)

2017-02-20 | 俳句・春・植物


キバナセツブンソウ


節分草黄花もありて屈みけり



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キンポウゲ科の多年草。

節分草に黄花があることを初めて知った。

花の形も白花とは少し違い、丸みがあって可愛らしかった。

つい屈んでじっくりと見てしまった。







節分草が以前のより育って茎が長くなっていた。







白花もまた可愛かった。






節分草群れて日差しの中にあり



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春浅し

2017-02-19 | 俳句・春・時候




春浅し雑木林に日の溢れ



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暦の上では春になったが、実際にはまだ寒く春色の整わな

い時期をいう。

「浅春」「早春」などとほぼ同じだが、「春浅し」の方が語感が

柔らかい。







そんな中にも、日の光などにわずかな春の気配を感じる。







春は浅いながらも、雑木林には春の日が溢れていた。






浅春や飛行機雲の生まれつつ



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