俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

野紺菊

2021-10-26 | 俳句・秋・植物




野紺菊合掌造りの家の前




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キク科の多年草。







山野に自生する。







八〜十月、茎頂に頭状花を多数つける。







舌状花は青紫色、管状花は黄色である。







合掌造りの旧民家の前に、野紺菊が群生して

咲いていた。






野紺菊都といふは京のこと




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杜鵑草(ほととぎす)

2021-10-25 | 俳句・秋・植物




杜鵑草三溪そばを食べにきて




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ユリ科の多年草。







山地の崖や林中の湿り気の多い所に自生する。







秋、内側に濃い赤紫の斑点が密にある花をつける。







斑点が時鳥の胸毛の模様に似ているので、この名が

ある。







横浜の三溪園に原三溪が考案したという三溪そば

(そばといっても細いうどんで、汁なし)を食べに来た。

すると、お店の待春軒の前に杜鵑草が沢山咲いていた。






久々の旅人となり杜鵑草




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秋の暮

2021-10-24 | 俳句・秋・時候




西空を振り返りつつ秋の暮




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秋の夕べ、夕暮れ時をいう。







秋のしみじみとした情緒が夕暮れにある。







<此道や行人なしに秋の暮 芭蕉>など、「秋の暮」は

日本人の美意識に深く根差した伝統的な主題であり、

秋のさみしさやあわれさを本意とする。







したがって、芭蕉の「秋の暮」の句も、淋しさの

極まる暮秋の句として鑑賞すると、感慨も深まる。







暮れてくると西空が茜色に染まる。

帰りがてら、その西空を振り返りつつ歩く、そんな

秋の暮であった。






太白のすでに輝き秋の暮




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茨の実

2021-10-23 | 俳句・秋・植物




赤けれど誰も素通り茨の実




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バラ科の落葉低木。

日本の山野に自生する。

茨の実は野茨の実のこと。

夏に芳香のある白いを開き、秋、球状の真っ赤な実を

つける。







道端に野茨の実が真っ赤に生っていた。

だが、誰も見もせず素通りしていった。






野茨の実や坂上の天青く




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胡桃

2021-10-22 | 俳句・秋・植物




夕暮れの瀬音の近き胡桃かな




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クルミ科の落葉高木。







日本に自生するのは鬼胡桃で、山野の川沿いに生える。







食べられるのは鬼胡桃と姫胡桃。







秋に熟すると皮が裂けて核果が現れる。

核は非常に硬いが道具で割って中の種子を取り出し、

食用にする。

栄養価が高く、美味。







胡桃が沢山実をつけていた。

夕暮れとなった瀬音が近くに聞えていた。






音立てぬ胡桃二つを手慰みに




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