青空にとことん破(や)れて破芭蕉
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秋に、風や雨で葉が裂け破れた芭蕉をいう。
夏の間青々としていた芭蕉は、秋になると風に
吹かれて葉脈に沿って裂け始める。
大きな葉であるだけにその姿は痛ましい。
芭蕉の俳文「芭蕉を移詞(うつすことば)」には、
「唯このかげに遊びて、風雨に破れ安きを愛する
のみ」とある。
歩道を歩いていたら芭蕉が覆い被さっていた。
見上げると青空をバックにとことん破れた破芭蕉と
なっていた。
破芭蕉風の当たれば音立てて
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