毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「青島で〈爆買い〉について思う(-‘‘-)」No.1571

2016-01-20 23:44:18 | 中国事情

昨夜11時半に夜間割増料金のタクシーで自宅に戻りました。

一昨日夜7時半に菏澤の宿舎を出発し、バスで菏澤駅へ、

午後10時22分発の夜行列車に乗ってベッドでぐっすり寝ていたら、

約9時間後、朝7時半に青島に着きました。

4人定員の豪華客室。私は下の段で233元(約4200円)でした。


清々しい冷気に包まれた青島駅の朝です。

 

なんてお気楽な。それもこれも同僚の森先生(写真)が私に付き添ってですね、

菏澤から青島まで送ってくれたからなんだす。

19日の夕刻、私を青島流亭空港まで送った後、森先生は再び菏澤に戻って行きました。

今度は11時間かけて……(本当にどうもスミマセン)。

「お姫様か!」という声が聞こえてきそうですが、

何しろ自慢じゃないですけど、中国語は分からないし、完璧な方向音痴だし、

一人で汽車に乗るなんてできるはずないですよ、私は。

不思議なことに飛行機ならどこでも行くんですけどねえ。


滅多に乗らない汽車の上等コンパートメントで悠々と移動できたことで、

私は観光旅行しているような気分になりました。

さらに!

青島では本当に観光しましたよ。

菏澤学院に就職した時、仲介してくれたECC語学学校の田先生が

海辺の観光スポットの案内や、青島の海鮮料理の御馳走をしてくださるなど、

とても手厚いもてなしを受けてしまいました。

単なる場所移動のはずだったのが、こういう展開になろうとは…、ワハハ。

下は青島海浜公園みたいなところ。

数日前から寒気が押し寄せ、あまりの寒さに人出は少ないとのことでした。

下の写真、上海の海辺(内灘?)にちょっと似ていませんか。

地震大国日本の風景にはない高層ビル群です。

 

ご飯ちょうだいと寄ってくるかもめの顔まではっきり見えますね。

 

親切な二人の先生方です。

左が田先生、右が森先生。

寒風でP.M.2.5が吹き飛ばされ、空気が澄み渡ったそうです。

菏澤では冬にこんな青空は、まず見られません。

 

有名なモニュメントらしいので、一枚撮ってもらいましたがね。

 

豪勢な海鮮料理のお店。田先生の奢りで恐縮でしたが、大変おいしかったです。

 

その後、連れて行っていただいたのがイオンです。

2012年尖閣問題の時の暴動は、イオン(当時別の場所にあった)をも襲い、

田先生の日本留学プロジェクトも中止せざるを得なくなったそうです。

今はそんな雰囲気はみじんもありません。

 

 

店内は春節前の売り出しをしていました。福袋が和風ですね。

 

 

 

下はオシャレなエアコンです。

中国の家電は破竹の進撃とでもいうんですかね、

想像を絶する優れたデザインや機能を保持しています。

いつまでも「安かろう、悪かろう」の昔のイメージで見るべきではないと思いますね。

(もちろん、そういうのもありますが(^_^;))。

 

さて、人気の日本製品の一つは空気清浄器です。

日立の5180元(約93000円)のこの製品は日本国内では

ヤフオクで中古は1000円で売っています。

新品でも1万円ぐらいでいくらでもあります。

田先生は1年のうち、半分は日本、半分は中国で暮らしていますので、

友人たちに頼まれて、日本の空気清浄器をいくつも買って帰るそうです。

 

これも人気の象印炊飯器。13888元とは約25万円です。

はたして同じ製品が日本でこんなに高いでしょうか。

いくら輸送費がかかると言ってもねえ。

売れると思って吹っかけているとしか思えません。

試しに日本国内の象印電子ジャーのカタログを見ても、

9万円台が最高の金額でしたよ。

で、結論。

〈爆買い〉は日本経済にとって大変ありがたいことであるにもかかわらず、

その買い方を多くの日本人はどこか上から目線で冷ややかに見ている気がします。

〈爆買い〉という言葉そのものにもそれを感じます。

しかし、中国で買うと5倍も10倍も高い製品が日本で安く手に入るということが分かったら、

親戚や近所の人、友達も

「あら、日本に旅行に行くんだったらついでに買ってきて~」

ということになって当たり前ですよね。

中国は人口が日本の十倍以上多いんです。

従って、買う数量も多くなります。


(たくさん買っていただいてありがたい)。

それでいいんじゃないですか。

自分の国が一番だという上から目線癖、そろそろ止めませんか。

現状認識、ずれていますよ。

 

 

 

 

コメント (5)
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