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Brugge Style
always on my mind
この時からずっと気になっていたCDがあった。
わたしは彼らのCD(あ、テープかな、当時は)を一枚も所有したことがなかった。ボーカルのN.Tの声が好きじゃないし、顔つきはもっと嫌いだ。
彼らの曲に親しんでいることを絶対に認めたくなかったので、当時、あちこちで彼らの曲を聞き、時代にぴったりのメロディーと歌詞とを心地よく感じながらも、頑に眼中にないふりをしてきたわけだ。
でもわたくしも先の方が短くなったから、気になることや物は「自分にとって」格好悪くても慈しまなければ損だ、と思い始めた。
それでアマゾンでこっそり購入。
どん欲に世界を味わうのだ!と誓ったとはいえ、やはり夫にバレたら恥ずかしい。わたしは「難解な曲」を好むというスノッブなイメージを夫に努めて植え付けている(笑)。だから彼は鬼の首を取ったように喜ぶだろう。
ぜひ人払いをして聴かねばならない。
とうとうCDに納められた18曲を中断することなく1人で聴けるチャンスがやってきた。今日、1人でブラッセル往復。
すばらしい天気だった。もし車がカブリオレで、もしここが湾岸線だったら、さらに気分がよかったろうに。
このままバックトゥザフューチャーで飛んで行ってしまってもええな、と思うくらい。
8ポンドの出費で、世界の頂点に立っているようなユーフォリアを堪能できた(笑)。
娘にはわたしのユーフォリアが伝染したようで、先ほどからなんどもこのCDをかけて踊っている...一人ディスコ。
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80年代もまるで昨日のようだもん。
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