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Brugge Style
jewels!
年末に東方から戻り、その足で正月は南の方へ飛び、前後、洗濯機を回す回数に目を回しながらも、わたしのロンドン舞台鑑賞の日々は確実に始まっている。先週は続けてバレエ2本、ミュージカル1本...飛ばし自慢。初春から。わたしらしい。
まずはナタリア・オシポヴァ (Natalia Osipova) のルビー(振:バランシン/曲:ストラビンスキー)。これ見たさに南から帰国したと言っても過言ではない(いや、本当は娘の学校が始まるため...)。
結果、過言ではなかった。
ロベルト・クラークのピアノだけでも聞く価値あり。
ロイヤル・バレエに移籍したオシポヴァの技術、表現力、音感、コメディエンヌな部分、そして何より芸術性を全部取り出してネックレスにしてカルチェのウインドウに並べました! という感じ。
まさにジュエル(宝石)。
どうです、うちのオシポヴァはすごいでしょう! オシポヴァをひっぱてきたうちはすごいでしょう! という感じ。
わたしの隣に座していた妙にハイブラウな初老の男性は、オシポヴァだけを2度目見に来たと遠慮もなくおっしゃり、オシポヴァが終わった後は「じゃ、またお目にかかりましょう」と言い残して本当に帰りはりましたよ...
それから今回、高田茜さんに目を釘付けにされた。わたしは彼女をずっと目で追っていた...
彼女のあごから首、そして肩に続くライン、そして指の先までの曲線はそれこそ美術品のようなジュエルだ。その上半身、大理石を掘り出して後世に残したい、それほど美しい。踊る姿もとてつもなく優美で、他のダンサーとは存在感が全く違う。
今後、増々の活躍が非常に楽しみな方だ。
新春からいいものを次々見て吉兆。
今年は馬の背に乗り、いろいろなものを愛でながら立ち止まり、かつ遠くまで駆けて行きたい。
(写真はデイリー・テレグラフから借用)
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