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モネのいま、ここ








今日のロンドンもすっきり晴れ、よい1日になりそうだ。

今日はナショナル・ギャラリー(写真上)は素通り...


昨日、モネの展覧会「モネと建築物」を見た感想を書いたが、

毎週何度もロンドンへ遊びに来る機会があるわたしですらも

トラファルガー広場やコヴェント・ガーデン
リージェント通りやテムズ川

タワーブリッジや国会議事堂(ビッグベンは修復中でカバーがかけてある)
聖ポール大聖堂、大英博物館

などを通りがかるたびに、空の色や光の当たり方に反応しては
初めてロンドンを訪れる観光客のように写真を撮っては喜んでいるので


モネが例えばルーアンの大聖堂前の家に陣取り、窓辺に何十枚もキャンバスを並べ
時間と季節の変化に合わせてキャンバスの前を動きながら、
いま、ここの光を写し取るのに熱心だったというの
(彼はわたしなんかより数千倍も数万倍も敏感であろうから)

少しだけ分かるような気がする。


印象派と交流のあったボードレールはこう言った。
モダンとは、移り変わりゆくものの中から永遠を引き出すことなのだ、と。
つまりモダン(現代性)とは、瞬間の永遠のことなのである。
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