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Brugge Style
van der buerse

証券取引所 (Bourse) の語源になったかもしれない、と考えられている Van der Buerse の家(中央)。
この家で行われ始めた取引は14世紀に入ったばかりの1309年に制度化され、Beurs van Brugge と呼称された。
今は昔、金融/貿易で欧州屈指の都市として栄えたブルージュでの出来事だ。
現在この建物にはラジオ局が入っている。
右は本屋、左はフリッツ博物館である。
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歴史に名を残した人のはなし
娘の学年では卒業試験続行中。
今週実施される試験のひとつは「歴史上の人物」についてのレポートを毎日数人が発表することだ。
アキレウス(神話じゃないか)や、オバマ大統領(生存中)についての発表があるというのも愉快である。
ところで、一番最初の段階で、生徒一人一人が誰をテーマに取り上げるかについて発表した時、
「ヒトラー」はオッケーだが「ウサマ・ビン・ラーディン」はダメだと先生が言ったそうである。
先生は「ヒトラーは歴史上の重要人物であるが、ビン・ラーディンはそうでもない」と言ったそうで、この説明だけではわたしは合点が行かない(と、先生にメールしたりはしませんよ・笑)。
例えばビン・ラーディンを、アメリカン・グローバリズムに対抗したという観点から取り上げたら、理念的には正しい動機がいかに凄惨な結果を生む可能性があるかということについてや、世界をドラスティックに変えようという試みは必ず多くの血を流すということについて述べることができ、かなりよいレポートになるのではないかと思う。
ヒトラーを取り上げるにしてもその方法しかないと思うし。
もちろんわたしはこれらの人物を偉大だと言っているわけではない。
ものの見方は一元的ではないということを子どもには教えたいと思うのだ。
例えば今の社会が西洋中心主義でなかったら、われわれのスタンダードとは全く違うタイプの人物が「世界的英雄」として歴史に名を残した可能性もあるのである。
子どもたちが歴史上の人物について学ぶべき点は、薪を背負いながら勉学に励んだことでも、桜の木を切り倒したことを認める根性があったことでもない。
と言うか、娯楽としては上出来なそういうエピソードを信じるのはかまわないし、非凡な人生に鼓舞される子がいてもいいと思うけれど、それだけではない。
人間の考え方や感じ方は、時代や環境や社会のあり方や宗教、また報道のされ方や、それこそ自分が資料に使う本での書かれ方、手軽に手に入るインターネットの情報...その他もろもろに常にバイヤスをかけられていること、それゆえに別の価値体系の元、別の伝達方法の元では間違っている可能性があるということを加味して考えることを学ぶためでもあると思う。
歴史に「学ぶ」意義は、名を残した人物の生き方をなぞるためではなく、今後の世界を少しでも住みやすくするためでしょう?
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singer sewing machine

シンガーのミシン。
もしかしたらミシン台が付属していなければ価値があると見なされないのかもしれない。
コレクターにとっては部品が欠けていたりする個体はゴミ同然なのかもしれない。
でも造形の美しさ、色合い、絵付けのバランスなど、わたしが見てもたいへん美しいと思う。
インテリアにいかが?
...
ブルージュを離れるにあたって、屋根裏から始めて持ちものの分類をしているのだ。
ガレージセールをするつもりはないので、ここで少しずつ紹介することにした。
例えばこのミシン。
各種花瓶。クリストフルのなどあります。
エルメスのオレンジ色の大箱、たくさん。
まだ他にも発掘する予定。愛でて下さる方に差し上げます。
ますはこのミシン、ボロは承知で欲しい方がおられたらご連絡下さい。
連絡先はブログ左やや下 profile にあります。
(ブルージュに取りに来られても、ブラッセル周辺ならわたしが近くへ行く時にお届けすることも可能です)
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こうもりが飛ぶ
完全に暗くなる直前(今なら22時前くらい)、ブルージュではこうもりが飛ぶ。
わたしは暗がりでは目が利かず全然分からないのだが、外に座っていると夫がしばしば
「あ、こうもり」
と指を指す。
普通の鳥とは飛び方が違うのですぐ分かるのだそうだ。
もちろん吸血こうもりの類いではなく、小さい虫を取って食べるような小型のねずみのような顔をしたやつらだ。
たぶんブルージュにはよくある廃屋や、忘れ去られた屋根裏などに住み着いているのだろう。
この話を日本の友人にしたら
「ああ、Moetちゃんって、こうもりが住んでいるような家が似合うわあ。
それでパーティー帰りにドレスのまま庭の花に水やりをしたり
ときどき家の奥で魔法を使ったりとかしてる感じ」
魔法使いの婆さんやん。
わたしは場末の喫茶店のママのつもりなんですけどねえ(笑)。
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レゴ大好き

朝から晩まで食べるのも忘れて遊べる。
レゴを使って何かを作る時には大きく分けて2種類のやり方があると思う。
ひとつは、とにかくモデルそっくりに作ることが目的で、ものすごく完成度の高いレゴ作品。
数日前に見た松江城、すごかったなあ。色目までそっくり。一度制作現場を拝見してみたい。
もうひとつは物語を作り作られしながらするやり方。
例えば「夢のお家」を作るとして、「夢のお家」のストーリーに沿いつつブロックを組み合わせるも、次の瞬間にはストーリー自体がブロックの組み合わせ方によって変わってくる。それの連続。なんという幸福。
だから「夢のお家」に空中庭園を造ると思いながら組み合わせていたところ、形の方がどうもUFOに似てきたのでお話の方を変えてしまう、ということがよくある。
また、「これは水のつもり」とか「ここに魔法の透明階段があるつもり」とかいうのもええですな。
とにかくもういいかげん寝なさいと言われるまで、いったい何が出来上がるか見当もつかないのだ。
レゴが優良おもちゃのお印を頂くのは子どもの創造性がなんちゃらというのではなく、完成するまで何ができるか分からない、というところにあると思う。
最近(?)は、わたしが子どもの頃には持っていなかった形状ものや、柄がついたものなどたくさんあるので、今度はグミ状のやつ(まげてのばして好きに形状を変えられる)を考案してはどうかと思っている。
多分、ほとんどの子どもが口に入れるだろうなあ(笑)。
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