かりおかの実験室

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モバイルバッテリーのオートパワーオフをさせない装置の製作実験

2019年04月06日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>”
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クレーンゲームの景品には、モバイルバッテリーもあります。(・_・) (・_・ )?


 電子工作の電源に利用しようっ(`_´)/

と度々ゲットしていたのですが、 イザ使ってみようとしたら、うまくいきませんでした。

(1)大きな電流を流すと停止してしまうものがある。
(2)オートパワーオフ機能を持っているものがある。

(1)の方は、大きな電流を流さない実験で使えることも多いのですが、
(2)の方は、勝手に電源が切れるので困ります。ある程度電流が流れ続けていないとOFFになってしまうわけです。

ネットを調べてみると、同様のことを書いている方がいらっしゃいまして、オートパワーオフが働かないように、 抵抗器を使って一定量の電流を流しておくという対策例がありました。

う~むしかし、ずっと電流を流し続けておくというのはもったいないな(-"_-)ゞ

ということで、一定時間毎に一瞬大きめの電流を流し、オートパワーオフをさせない簡単な装置を製作してみることにしました。

<事前調査と方針>
・オートパワーオフの時間はどれくらいか。
電源をONにしてから自動でOFFになるまで、あるものは15秒程度、また他のものでは30秒程度のものもありました。
・オートパワーオフにならない電流は、どれくらいの大きさか。
あるものは40mA、あるものは70mA程度流さないとダメでした。
今回は、電流を流す間隔として30秒程度まで調整可能で、一瞬100mAくらいまで流せるようなものを考えることにしました。

<回路>
IC555の発振回路を利用しました。

 バイポーラのNE555なら、直接150mA程度のドライブができますが消費電流が大きい。 そこで、消費電流の小さなCMOSタイプのLMC555で、ドライブ回路を設けることにしました。
電流を流す間隔は消費に大きく関わるため、使用するバッテリーに合わせて調整できるようにしました。 計算では、最大約35秒間隔で0.34秒だけONする形です。
流す電流の大きさは負荷によります。今回は、LEDを3個使いました。 動作の確認ができるので、抵抗器だけよりも良いだろうと思っています。

<製作>

基板は、なるべくUSBコネクタの幅に収まるように設計しました。 USBソケットが並んでいても互いに干渉し難いでしょう。

<実験>
2つあるUSBポートの1つに製作した装置を挿入。

オートパワーオフはしなくなり、成功ですっ(*'ー')ノ
オートパワーオフしないギリギリのところに半固定抵抗を調整すれば、より消費を抑えられるでしょう。

しかしながら・・・

オートパワーオフ時間が30秒だと思っていたバッテリーなのですが、10秒間隔くらいの点滅にしないと止まってしまうことがありました。
また、オートパワーオフの時間が15秒だと思っていたバッテリーは、ほぼ点灯状態にしないとパワーオフしてしまうことがありました。
何かを接続した際は、動作が異なるのでしょうか。もしかしたら、電流が流れているかどうかを連続的に検知しているのではなく、検知するタイミングを持っているのかしらん?だとすると、そのようなバッテリーでは、単純に一定の電流を流し続けるしかないのかもしれませんねぇ。

今回の実験装置とかけまして、「野球」とときます。 そのこころは・・・

バッテリーは、相性が大切です(-∀-)


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