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アバルト 124スパイダー 試乗インプレッション!(動画あり) レコモンマフラーの排気音にやられた・・

2021-09-10 09:00:00 | フィアット/アバルト

アバルト 124スパイダー(6AT)に試乗しました!

アバルトの124スパイダーにマヨルカ島で試乗しました!兄弟車のこの2台に連続してワインディングで試乗できるのはラッキーですね。MTは以前試乗したことがあるのですがATは初めてです。果たしてどのような違いがあるのでしょうか?ロードスターとも比較します。

 では、早速試乗インプレッションです!

 

Abarth 124 spider 

スペック

全長:4,060mm

全幅:1,740mm

全高:1,240mm

車重:1,150kg

動力:1.4L 直4ガソリンターボ

出力:170ps/5500rpm 250Nm/2500rpm

 

●居住性★★★

 基本的には、ほぼロードスターを同じです。ハンドル中央や、コンソール等にアバルトのマークがある程度の違いですね。フロアマットが専用なのは雰囲気が変わるので嬉しいところ。メーターを赤青に塗装され、よりスポーティです。

 乗り心地も変わらず、少し固めながら十分に快適です。

 幌も同じで、手動ながら非常に簡単に開閉できる優れものです。

 1番ビックリするのが、エンジンサウンド!!始動、アイドリングともにかなりの迫力で、5L V8のアメ車?と思うほど。オプションのレコード・モンツァのマフラーがついているようですが、これは激しいですね。

 

●動力性能★★★★

 RFは2LNAですが、こちらは1.4Lの4気筒ターボ。エンジンが最も大きな違いですね。

極低速こそトルクが薄めですが、そこからグングンとトルクが出てきます(ロードスターRFが4000回転で205NMなのに対し、アバルトは2500回転で250NM)!その時のサウンドもかなりレーシーで、ロードスターが上質な大人のスポーツカーなら、アバルトは昔のレーシングカーですね!

 高回転の頭打ち感も少ないですが、ロードスターのように回して楽しむより、トルクの美味しいところを味わう感じですね(ロードスターRFは7000回転で184馬力、アバルトは5500回転で170馬力)。

 ちなみにATはノーマルモードではシフトが遅めで、逆にそればドロドロとしたサウンドが楽しめるセッティングです。スポーツモードにすると、より高回転まで引っ張るのでスポーティな走りとサウンドになります。速度が落ちると自動でシフトダウンもしてくれる優れものですが、個人的にはMTモードでパドルシフトを駆使して走るのが楽しいですね。

 

●ハンドリング★★★★

 基本的にはロードスターを同じで、リニアで気持ちいいハンドリング。ロールも少ないですね。路面からのフィードバックも豊富なので、接地感が伝わってきます。挙動も穏やかなので、コントロールもしやすいです。さすがビルシュタインのダンパーですね。ブレーキもブレンボでよく止まります。

少しだけロードスターより全長の長さを感じますね(全長で約15cmの差)。

 

●総合評価★★★★

 ロードスターRFとの比較としては、ハンドリングは両方似ていますが、エンジンの違いが大きいですね。両方とも十分なトルク、リニアな吹け上がりですが、アバルトの場合はサウンドの影響が非常に大きいです。低速ではアメ車のようにドロドロと流せますし、エンジンの吹け上がりも同様に、バイクのVツインのような鼓動感があります。これは好みが分かれるところですね。

 個人的にどっちが好きかと言われると、非常に悩ましいです。アバルトの存在感、鼓動感、サウンドは非常に魅力的ですね。将来的には値上がりする気もします。でも個人的に感性に合うのは、ロードスターRFの方ですかね。NAで高回転まで回すのは本当に楽しいですし、よくできたエンジンです。

 では、内外装レビュー編と試乗編の2つの動画をどうぞ!特に試乗編はZoom F2,F6レコーダーでマイク別録の高品質なレコードモンツァサウンドが楽しめますので必見です!

 


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