イタリアで、フィアット500(チンクエチェント)の初代オリジナルモデルに試乗しました!
チンクといえば、ルパン3世のカリオストロの城で有名な小さくてかわいい車。現代の500もデザインをかなりオマージュして長期ヒットになる程の完成度です。初代MINIやVWビートルと並び、クラシックコンパクトカーの代表モデルと言えるこの車、走り味はどうでしょうか?早速インプレです!
●居住性★★
居住空間は予想以上に広いですね!ただ、薄いドアの向こうは外と隣り合わせなので、衝突安全は想像される通りだと思います 汗。
後部座席はギリギリ座れるレベル。
室内の左側はタイヤハウスがでていて狭め。
遮音性という概念はなく、盛大にエンジン音が入ってきますが、音質は不快ではありません。
風切り音やロードノイズもエンジン音にかき消されます。
意外に乗り心地もそれほど悪くありません。
エアコンはありませんが、三角窓を開ければ風も入ってくるのが楽しいです。
●動力性能★★★
意外によく走るのは、軽いおかげでしょうね。
エンジンは、そこそこトルクフルです。
4速で高速もいけるかも、というくらい、動力性能的には痛痒をかんじさせません。むしろ、活発な走りがたのしいです。
●ハンドリング★★★
クイックですが、低速では重さを感じますね、手応えがあります。
短い車体ならではの、素材の味のクイックさを感じます。
直進安定性も悪くないですね。
ブレーキはドラムで、慣れないと効きの弱さにびっくりしますが、強く踏むとちゃんと止まります。
●総合評価★★★★
意外なことに、現代でも交通の流れに乗るのに十分な性能を備えてました。
むしろ、電子制御や複雑なメカニカルな機構がない、プリミティブかつダイレクトな楽しさがあります。
ちなみに、一速ギアは停止してからでないと入りません。
キャンバストップは空もよく見えるし、風も入って爽快です。
快適性は現代の軽自動車にも及びませんが、自分で操っている感、走りの爽快さは断然チンクの方が優れていますね。幾つかクラシックコンパクトカーに乗りましたが、走りのスポーティーさはダントツで優れています。
では、動画をお楽しみください!