アバルト595に試乗しました!
アバルト595といえば、イタリアの名車、フィアット500をチューンアップしたコンパクトスポーツ。全長3600程の小さなボディに、1.4L直4ターボで140馬力以上を発生するエンジンを搭載します。サソリのマークが超発的なこのモデル、公道ドライブは初めてですが、どんな走りを見せてくれるのでしょうか?早速試乗インプレです!
●居住性★★★
基本的にはベースのフィアット500と同じです。コンパクトなボディながら、
後部座席を含めて思ったよりちゃんと人が乗れるのが素晴らしいところ。ニューMINIの初期モデルより広いです。
乗り心地も固めではありますが、苦痛なほどではなく、片道200kmくらいのドライブなら難なくこなせます。
●動力性能★★★★
このエンジンは下から気持ちいいトルクを発生してくれるので、街乗りもまったく問題ありません。ノーマルモードにしておけば、普通のトルクの太いエンジンです。スポーツモードにすると、文字通りスイッチが入ったかのように途中からグングンと伸びるようになります。でも扱い切れないような過激さではなく、余裕で楽しめるレベルです。やはり車体の軽さが効いてますね。
●ハンドリング★★★★
街中でもクイクイとレスポンスよく曲がる様はスピードが出てなくても十分楽しめます。コーナー途中でアクセルを踏み込んでも、トルクステアは最小限に抑えられてますね。
●総合評価★★★★
いや、ほんとによくできたスポーツコンパクトです。外観のイメージでは、もっと扱いきれないようなジャジャ馬を想像しますが、実際はフレンドリーで、スピードを上げなくても楽しめます。何より軽さが効いていて、このキビキビした動きは他の車では中々味わえませんね。味付けが絶妙で、さすがイタリアンです。低速から響くマフラーサウンドも雰囲気を盛り上げてくれますね。先日、フェラーリの488ピスタに試乗したのですが、極論を言えば、同じような楽しさが、このアバルトでも楽しめると思います。最近のフェラーリはターボ化により、吹け上がりもトルクフルで、サウンドも低音が増えてきてますしね。パワーとブランドの差だけ、のような気もするくらい、アバルトは良くできた車だと思います。
では、動画をどうぞ!