ドゥカティ SS950Sに試乗しました!
マイナーチェンジ後の2021年モデルです。
先日試乗したスクランブラーがかなり好印象で欲しくなり、色々とバイクを調べてみたところ、スーパースポーツ950Sに辿り着きました!元々はスポーツバイクが好きなんですが、さすがにあの姿勢は首が痛い・・・でもSS950Sは見た目はパニガーレそっくりでもポジションはかなり楽とのこと!早速、レンタルしてみました。
●居住性★★★★
まずポジションですが、たしかにこの見た目にしては楽ですね!ステップ周りはかなり普通で楽な位置にあります。ハンドルはSSにしては高めですが、今回4時間試乗したら首は痛くなりました・・
乗り心地はスポーティですがダンピングが効いてて、しなやかに路面に追従しますね。さすがオーリンズ。
フルカウルのおかげで高速では胸から下は風が当たりませんが、肩から上はそれなりに当たります。完全に風を防ぐには顎をタンクにつけるくらい伏せる必要があります。とはいえ、ネイキッドに比べれば圧倒的に楽です。
エンジンの熱は、ももの裏あたりに熱風が当たります。街乗りでは辛いですが、涼しいシーズンならヒーターがわりになるくらいの熱さです。
●動力性能★★★★★
極低速のトルクこそ薄めでクラッチミートは少し気を使いますが、繋がってしまえば低速からしっかりトルクが出ています。4000回転くらいで結構なパワーが出てくるので、普通はそこでシフトアップしても全く問題なく走れます。
走行モードをアーバンにしておけば、アクセルのツキもパワーデリバリーもマイルドで運転しやすいですね。スポーツモードにすると、Lツインの本領発揮で、レスポンスが鋭くなり、吹け上がりもシャープになります。特にレッド付近まで一気呵成に吹け上がるのがすごいですね!正直、公道ではほとんどそこまで回せません。十分以上のパワーです。
ツーリングモードはその中間くらいで、1番万能に使えるモードです。
●ハンドリング★★★★
最初にびっくりするのが、直線で軽く車体を左右に振ってみても、ほとんど傾きません!コマのように車体を起き上がらせる力が強いです。なので、直進安定性は非常に高いのですが、簡単にヒラヒラと曲がるタイプではないです。
ここでネットで聞いた、前荷重気味にコーナリングしてみると、安定感を保ったままグイグイ曲がります。なるほど、これは面白い特性ですね。特に膝よりも肘を横に突き出すようにすると綺麗に旋回します。
●総合評価★★★★
なるほど巷の評判通り、すごくいいバイクですね!
このスポーティな見た目で、街乗りからツーリングまでこなせる万能感がすごいです。吹け上がりもトルクもパワーも一級品で、個人的にはこれ以上のパワーは使いこなせませんね。
他方、首が痛くなるのと、空冷エンジンに比べると味は薄めかな、と思います。ギアを高めでパルスを感じながら走ると、空冷エンジンは心地よい振動とトルクでまったり走れるのですが、この水冷エンジンはギクシャクするので、ちゃんと回転を合わせて走る方が向いてますね。
では、動画をどうぞ!