マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

現場・現物

2007年02月08日 | マンションの管理

管理を委託しているマンションの場合、委託先の管理会社で管理内容に大きな差がでます。

管理業務には多くの項目がありますが、大切なことは、管理の品質が発揮されるのは現場だということです。 特にポイントとなるのは次の三つです。

「管理員業務」、「清掃業務」 そして 「設備管理」 です。 これらの業務は居住者生活との関連が深いからです。

ところが、これら三つすべてを外注先に任せきりにしている管理会社も少なくないのです。 こうした管理の二重構造は、管理品質を劣化させがちです。 さらに、責任の所在が曖昧になりがちという問題もあります。 何故なら、外注すると管理会社が居住者・管理組合の立場に目線を置かないからです。

管理は、現場でチェックして提案することが基本になります。 問題と対策は 「現場」 そして 「現物」 でしか判らないのです。

管理会社は現場主義を徹底して、フロント(担当者)の対応スピードを上げることを最優先に考えるべきです。

今の管理会社はどうですか? 現場を外注先や子会社に任せてしまって、居住者の生活から乖離していませんか?

大切なマンションの将来を、そんなところに担わせてはいけないと考えます。 管理会社の業務点検は重要です。 現場・現物で対応スピードはありますか?

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