今回の辺野古・設計変更申請では、埋立土砂が沖縄県内全域から搬送される。中部地区では、うるま市の宮城島からの土砂採取が行われる。
防衛局は、宮城島からは 30万㎥の土砂調達可能だとしている。宮城島からはダンプトラックで中城湾港まで土砂を陸上搬送し、大浦湾まで海上搬送される。海中道路を合計6万台ものダンプが走ることとなるのだ。
今日(11月9日)、うるま市役所で公文書の開示を受けた後、海中道路先端近い宮城島を訪ねた。手前の池味漁港近くには沖広産業、そして少し行った右手に沖宮企業の鉱山がある。
(以下、上空からの写真は沖縄ドローンプロジェクト提供)
(沖宮企業の鉱山。海岸の崖部分まで採掘されている)
そして、池味漁港近くには沖広産業の鉱山(採石場)がある。
下は、沖縄県から開示を受けた沖宮企業の林地開発許可申請書。ただ、県はほとんどの箇所を黒塗りにして隠してしまった。
現地の標識は許可期限が過ぎた古いものがそのまま掲示されている。
うるま市役所では、これらの鉱山がうるま市と締結した公害防止協定書の開示を受けた。この公害防止協定は、県が許可した林地開発許可申請に添付されているが、県は全て黒塗りにしてしまった。しかし、うるま市は全て開示した。
鉱山と自治体の公害防止協定については、名護市も全て開示している。今回の沖縄県の黒塗りは厳しく批判されるものだ。