2月22日、辺野古・大浦湾周辺住民30名が、国土交通大臣が辺野古新基地建設の設計変更申請を代執行で承認した処分の取消を求める抗告訴訟を那覇地裁に提起した(訴状の目次を末尾に掲載する)。
午後1時、那覇地裁前の公園に原告・弁護団らが集まった。報道陣の求めに応じて原告らはこの裁判に寄せる思いを述べた。「豊かな海を壊すことは必要なのか、裁判所は中身の審理に入ってほしい」、「これは、県の敵討ち訴訟です」。
県の辺野古をめぐる裁判がほとんど門前払いされているが、2019年に住民らが提起した別の訴訟では一部の原告適格が認められたことがある(その後、代わった裁判長が取り消したが)。一人でも原告適格が認められれば、本論に入って事業の違法性についての審査が始まる。その場合、県がぶつかってきた壁を超えることができるので、住民らは今回の訴訟を「県の敵討ち裁判」としているのだ。
全力をあげて支援したい。
(提訴のために那覇地裁に入る原告団・弁護団)