チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・N1裏の座り込みテントの強制撤去を許さない---1000名以上が現地に結集、数百名が泊まり込んだ!

2016年08月06日 | 沖縄日記 高江

 先週末の京都、大阪、東京の集会で高江への結集を呼びかけたところ、何人もの人たちが、「必ず行く」と言ってくれた。8月5日(金)早朝、連絡を受けた2名の方たちを那覇で乗せて高江に向かう。

 ヘリパッド造成に反対してもう10年近く座り込みを続けてきたN1ゲート前の座り込みテントは、7月22日、すさまじい機動隊の暴力の中で強制撤去されてしまった。そして23日からはN1ヘリパッド予定地に向かう旧林道の整備工事が始まり、毎日、大型ダンプトラックが砕石を積んでゲート内に入っている。

 N1のヘリパッド予定地へは、県道70号線のN1ゲートだけからではなく、南側の通称「N1裏」からも入ることができる。住民らはここでも2年前から座り込みテントをたて、24時間泊まり込みで監視を続けてきた。しかし防衛局は、このN1裏のテントに対しても、一方的に「8月5日までに撤去しない場合は、所有権を放棄したものとみなす」との「要請文」を貼り付け、6日以降に強制撤去に入ると脅している。

 このN1裏テントの強制撤去を許さないと、5日午後6時、N1裏テント前で決起集会が開かれた。細い農道を通ってしか行けない不便な所だが、福島瑞穂さん、赤嶺政賢さん、糸数慶子さん、玉城デニーさんらの国会議員、そして多くの沖縄県会議員らを含め、1000名以上の人たちが集まった。時々強い雨の降る生憎の天候だったが、集会は熱気にあふれた。

 集会参加者の多くは、6日早朝の強制撤去を阻止するため、そのまま車中泊に入った。強い雨のため、急遽、設置されたブルーシートの仮設テント内にも100名以上の人たちが徹夜で待機した。7月21日からの徹夜の行動もすごかったが、今回はそれ以上の人たちが集まっている。特に若い人たちが多いことが嬉しい。

 (N1裏の座り込みテントの横にはブルーシートが張られ、多くの人たちが泊まり込んだ)

                (6日早朝には山本太郎参議院議員も来てくれた)

 深夜も機動隊の動きを監視し続けたが、幸い、何事もなく夜が明けた。さすがにこれだけの人たちが集まると機動隊も手が出せないようだ。午前6時に集会。深夜、早朝に駆けつけてきた人たちを含め、500人ほどが集まった。福島みずほ、赤嶺政賢議員らは昨夜、現地に泊り込んで今朝の集会にも参加されている。4名の弁護士さんらも来られた。しばらく待機を続け、午前9時に再度の集会を持つ。山本太郎議員も来られた。その頃からすさまじい雨となったため、防衛局の動きもないことから、今日の行動の中止を決定した。 

 防衛局は、来週初め、8日(月)の早朝にも強制撤去に入ることが予想される。そのため、7日(日)の午後6時、再度、N1裏に集まり、そのまま泊まり込んで強制撤去を阻止しよう!

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<8月5日、N1ゲートの工事の状況>

 5日、N1裏に行く前に県道70号線のN1ゲートの様子を見に行った。N1ゲートに近づくと県道には大勢の機動隊が立ち並んでいる。

 砕石を積んだダンプトラックが、前後を数台の警察車両に挟まれてやってきた。警察官らも、「要人」ではなく、ダンプトラックの警備にあたって虚しいことだろう。

 時々強い雨が降るため、工事現場から出てくる車両のタイヤには大量の土砂が付着し、県道は一面、泥で汚れてしまっている。太陽が照りつけるとすぐに乾いて砂ぼこりがまきあがる。我々が、中でタイヤを水で洗って土砂を落とせと抗議すると、防衛局は、作業員に県道を掃除させはじめた。しかし、そのためにますます砂ぼこりがまきあがっている。

 辺野古新基地建設事業でも、敷地内にタイヤを水洗いする「泥落とし」を設けることになっている。ヤンバルの貴重な自然の中での工事が、こんな杜撰なやり方で強行されてはならない。

 

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