今日(1月21日・月)は、国民民主党の玉木雄一郎代表、渡辺周副代表、藤田幸久参議院議員らが大浦湾や安和桟橋の視察に来られたので、また、案内役を務めさせてもらった。
玉木代表らはまず、キャンプ・シュワブのゲート前で挨拶。「軟弱地盤や様々な問題が明かになっている。今こそ、いったん工事を凍結すべきだ。」と強調された。
そして汀間漁港から大浦湾の海上視察へ。日本自然保護協会の安部さんや中井さんらも説明役に乗船された。
ちょうどK9護岸付近では、土砂の陸揚げに対してカヌーメンバーらが抗議行動を続けていた。 議員さんらも、海保が海に飛び降りてカヌーを拘束していく現場を目撃して驚かれたことだろう。
長島近くで、埋立工事が続いている現場の状況や、軟弱地盤の問題点等について説明する。そして、チリビシのアオサンゴ群落へ。
今日は波も静かで、見事なサンゴ群落が見えた。皆の歓声があがる。
船を降りた後、豊原付近で高さ制限の問題点について説明。そして安和の琉球セメント桟橋に向かった。
今日は土砂の積込みがなく、抗議行動も終っていたが、山城博治さんから現状を説明してもらった。
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昼前、政府が軟弱地盤の存在を認め、地盤改良工事のための設計概要変更申請を出す方針を決めたという知らせが入った。年末までに出すということだが、デニー知事はすでに設計概要変更申請を承認しないという意向を表明している。
今回のような海底深い軟弱地盤の地盤改良工事は技術的にも限界に近く、莫大な費用が必要になるだろう。また、もしなんとか技術的に可能だとしても、あの豊かな自然環境の大浦湾は致命的に破壊される。知事が承認しない意向を示しているのは、決してまず反対ありきという政治的なものではなく、公有水面埋立法の承認の要件に合致しないからというものだ。
また防衛局は今日、辺野古側の②工区の埋立に向けて赤土条例に基づく事業行為通知書を県に提出した。3月25日から②工区への土砂投入を開始するという。
しかし、設計概要変更申請が承認される目処は全くない。大浦湾の工事の展望が立たない以上、辺野古側での埋立工事を続けることは許されない。辺野古側の工事が中途半端に進んで、地盤改良工事の設計概要変更申請が不承認となって工事が頓挫した場合、防衛局は、その責任をどうとるつもりなのか。
夜は沖縄市で、辺野古の今後の運動についての会議に出席。会議中もマスコミから、軟弱地盤の地盤改良工事についての問い合わせが続いた。この問題については、また、明日以後のブログで説明したい。