チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

辺野古、今日は9名を暴力的に拘束

2014年08月26日 | 沖縄日記・辺野古

 8月26日(火)、今日は平和市民連絡会の高江・辺野古便を運転。是非、高江に行きたいという方が2名おられたので、辺野古の船長は休ませてもらった。

 午前9時過ぎに辺野古のテントに着くと、緊張した雰囲気が漂っている。ちょうど先ほど、抗議に出ていたカヌー隊の9名が海上保安庁に拘束されたという。

 2名は、沖合の巡視船に連行されたというが、7名の行方は分からない。緊迫した時間が続き、結局、高江行はあきらめざるを得ず、一日、辺野古のテントで状況を見守った。

 沖合に停泊する海上保安庁の母船・「くにがみ」。1700トン、全長96mという大型船だ。20mmの多銃身機関砲もそなえている。拘束されたメンバーらはこの巡視船に連行された。

 そもそものきっかけは、辺野古の浜近くの小型スパッド台船が、西のほうに曳航されたことだ。カヌー隊のメンバー9名が、なんとかボーリング調査を阻止したいと、初めてフロートを乗り越えて中に入った。

 そのとたん海上保安官らが海中に飛び込み、カヌー隊のメンバーらに襲い掛かった。後ろから足ひれをつかみ、首に手をまわして頭を水の中に押さえつける。ゴボゴボと海水を飲まされた者も多い。ある女性は、羽交い絞めされ、メガネを壊され、首にかけていた水中カメラを引きちぎられた。1隻のカヌーが中に入ったが、海保はゴムボートのままカヌーに乗り上げ、カヌーを転覆させてしまったというからひどい。

 こうして9名が不当にも拘束された。2名は沖合の海保の母船・「くにがみ」まで連行されてしまった。すぐに、烈火のように怒った山城博治さんが船で「くにがみ」に急行。後ろのハシゴを見つけ、そのまま甲板にあがりこんでしまった。そして、マイクで大声で抗議を始める。巡視船に上がり込んでのすさまじい抗議行動に、海保もタジタジだったらしい。さすが、我らの山城博治さん!

                   (9名が拘束された直後の現場)

 結局1時間ほどして、全員は解放された。

 辺野古漁港に拘束された9名が戻ってきた。港には大勢が拍手で出迎え。

 テントの前で報告集会。フロートの中に入ったのは今日が始めてだが、海保は、今日も「安全指導を行った」としか言えなかったという。もう、「刑特法違反で逮捕!」というような脅しはできない。

 

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