19日(目)、昼過ぎに帰宅してフェイスブックを開くと、高江に防衛局が大勢でやってきたという。あわてて現地に車を飛ばした。
高江には、午後3時頃到着。大きなクレーンで資材の搬入がされており、皆で、必死の抗議行動が続いていた。
驚いたことに、防衛局は、座り込み等で抗議を続ける住民の上に、クレーンで、大きな資材を基地内に運び込んでいる。万一の事故が起こったら、それこそ大変な事態となる。労働安全衛生法をはじめ、関係安全法令に違反していることは明らかだが、立ち会っている県警の警察官らは、再三の抗議にもかかわらず黙認を続けている。
住民たちが、ゴザや横断幕を広げたものだから、クレーンの運転手は、作業の様子がまるで見えない。それでも、無線で連絡をとりながらクレーンは動き続けた。
次の資材を積んだ大型トラックが来たので、皆で、車の前に座り込む。何人かは、トラックの下に潜り込んで抗議。結局、このトラックの資材を中に入れることは阻止できた。
座り込んでいる住民の上を、クレーンでつるした大きな資材が何度も運び込まれていく。こんな危険な作業を許すわけにはいかない。
・「高江ヘリパッド建設現場 重機投入で緊迫」(2012.7.19 QABニュース)
そもそも、今年の防衛局と大米建設の工事契約は、N1やGのヘリパッドの建設で契約が締結されている。それが、契約にもないN4のヘリパッド工事を強行しているのは何故だろうか。
N4のヘリパッドは、もともと訓練に使われていたところで、少し手入れをするだけでヘリパッド工事は終了する。おそらくは、近づく沖縄へのオスプレイの配備を迎えて、米軍や政府から、ともかく北部演習場でオスプレイの訓練ができるよう工事を急げという指示があるのだろう。
県民あげてのオスプレイ配備阻止の声が高まっている中、具体的にオスプレイ配備を阻止するためには、この高江のオスプレイパッドの工事をなんとしても止めなければならない。