(裁判所に向かう原告・弁護団)
台風もたいしたことなく通り過ぎた。今日(18日)は、辺野古の環境アセスのやり直し義務の確認等を求めた辺野古アセス訴訟の口頭弁論。私も原告の一人だ。今日で結審というので、大勢の人たちが傍聴にかけつけた。
傍聴券の抽選では、案の定、落選。しかし、Mさんから、是非、入ってくださいということで傍聴券をいただいた。ありがたく入れていただく。
安次富浩原告団長の陳述に続いて、5人の弁護士さんらが次々と陳述に立った。分かりやすい意見陳述に、時々、傍聴席から、笑いや拍手がわき上がる。それでも、裁判長は、制止しない。特に、現在、沖縄弁護士会の会長をされている加藤弁護士が、ちょうど今日の午前中に開催された8.5県民大会の実行委員会で、「フェンスを破って基地の中に乱入してでも、オスプレイの配備を阻止したい」という意見が出されたという報告には、大きな拍手が起こった。
この裁判の争点は、アセス手続きで住民らが意見を述べる「意見陳述権」が環境影響評価法でも保障された権利であるかどうかということだ。それさえ認められれば、今回のアセスは、方法書、準備書ともに、後だし、事前調査といった全く違法なものであるから、原告らの意見を出す機会が奪われたことは明らかだ。これに対して、国は、原告らの主張する意見陳述権は、個別具体的な権利ではないとして、訴えは不適法ということで、却下を求めている。そのため、今日の口頭弁論でも、内容については、何の主張もしない。
今日で裁判は結審。裁判長が判決期日を言い渡した。来年2月20日(午後2時)とのこと。なんと7ケ月以上も先だ。あるいは、埋立申請の後になってしまうのではないかという危惧もあるが、裁判所は、それだけの時間をかけて、じっくりとした判決を書くつもりのようだ。国の主張を認めるのなら、すぐにでも却下の判決となってしまうはずだが、その点では、期待してもいいのだろうか?
(口頭弁論前の集会)