今日(10日)は、95歳になった義母の病院通いのため辺野古へは行けない。寒い1日だったが那覇にいても、カヌー隊は無事だろうか、船団は元気にやっているだろうか等と気になって仕方がない。午前中は県庁に行き、水産課、海岸防災課等をまわる。仲井真知事の時代よりは担当者の対応は確かに変わってきている。
3月9日(月)の夕刻、突然、沖縄タイムスの記者から電話が入った。大浦湾への「仮設岸壁」造成に関して、防衛局が、昨年6月20日の第2回環境監視等委員会の会議で配布した資料を9ケ月もたってやっと公開したのだが、その一部を、内容を書き換えて公表したというのだ。私は、昨秋からこの「仮設岸壁」の問題を追求し続けてきたので、コメントを欲しいという。
あまりのひどい話に思わず絶句して、「とんでもない話でもうあきれて言葉もないですね。」としか言えなかった。それがそのまま新聞に掲載された。
仲井真前知事は一昨年12月27日に埋立を承認した際、「留意事項」をつけている。そこには「実施設計に基づき環境保全対策、環境監視調査及び事後調査などについて詳細検討し県と協議を行うこと。なお、詳細検討及び対策等の実施にあたっては、各分野の専門家・有識者から構成される環境監視等委員会を設置し助言を受ける---また、これらの実施状況について県及び関係市町村に報告すること。」とされている(末尾に添付)。
いわば、環境監視等委員会は埋立承認の条件のようなものだ。環境監視等委員会に図った資料を勝手に改ざんして公表した今回の事態は、埋立承認の前提が崩れたと言わざるを得ない。
この問題が明らかとなったため、防衛局は今夜になってホームページに「改ざん前の資料」を公開せざるを得なくなった。しかし、何の断り書きもなく、昨日発表した改ざん資料は「現在の計画に即した資料」とし、実際の資料については「第2回委員会に使用した資料」として掲載している。お詫びの言葉は全くない。