チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

ボーリング調査のスパッド台船、作業位置に移動---カヌー隊の1名がまた救急車で搬送された!

2015年03月11日 | 沖縄日記・辺野古

 3月11日(水)、汀間漁港から「平和丸3号」で出航。今日は他に、「勝丸」「ラブ子」「美ら海」が出た。今日は、カヌー隊や船長たちのかなりが、午後、那覇へ弁護団との打ち合せに行かなければならない。そのため、海上行動は午前中しか参加できない人が多い。

 シュワブの浜で組立られていた海上ボーリング調査用のスパッド台船が動き始めている。カヌー隊と船団は抗議に向かうため、フロートの前で進入する機会を待った。中では10隻ほどの海保のゴムボートが待ち構えている。時々、中に入って様子を見るが、すぐに海保に拘束されてしまう。

            (「美ら海」に乗り込んできた海保の海猿たち。)

            (「勝丸」にも海猿たちが乗り込んできた。) 

       (「美ら海」に乗り込み、船長や乗員を抑えようとする海猿たち。)

 今日の「平和丸3号」はカヌー隊のサポートではなくメディア船だったので、ある程度、自由に動ける。そこで、事態が一段落した後、大浦湾の航路入口近くに碇泊している大型クレーン船の様子を見に行った。航路入口の辺りに着くと、海上ボーリング調査のためのスパッド台船の1基が、辺野古の方に向かっている。数隻の海保のゴムボートが「平和丸3号」に近づき、「臨時制限水域には立ち入らないでください。」とマイクで繰り返す。

 

 タグボートがスパッド台船を引っ張って、辺野古の手前に来た。どうやらこの辺りで海上ボーリング調査を始めるようだ。この付近は、大型コンクリートブロック投入問題で県がダイバーを入れて調査に入る予定をしているところだ。県が調査に入るのなら、防衛局は海上ボーリング調査などできない。今、県は米軍に臨時制限水域内への立入許可を求めているが、防衛局がボーリング調査を強行し始めたことから見ても、米軍は県の立入調査を認めないと防衛局に連絡が入ったのだろう。(その後、夜になって、米軍が県の立入を拒否したという報道があった。これまで露骨に県の調査を妨害するのなら、もう翁長知事は毅然と昨年8月の埋立部分の岩礁破砕許可をただちに取り消すべきだ。)

                (航路入口付近に碇泊する大型クレーン船)

 我々は、那覇に向かうため、昼過ぎに船を降りた。那覇に着いた時、「カヌー隊のYさんが拘束された後、海保のゴムボートの上で目眩などがして気分が悪くなり、救急車を呼んだ。」という連絡が入る。弁護団との打ち合せの途中も、Yさんのことが気になったが、夕刻、「回復した。」という電話があり、ほっとする。

 昨日、海保の救難艇が抗議のゴムボートに衝突したことが大きく報道された。こんな暴力行為が許されるはずはない。海保は、いったい何人のケガ人を出せば気が済むのか!

 男性2人の乗ったゴムボートに後ろから衝突する海保の特殊警備救難艇「あるたいる」=10日午後0時12分、名護市の大浦湾  (琉球新報WEB 15.3.11より)

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